日本マーケティング・サイエンス学会の記念プロジェクト「PJ100」

 週末は、筑波大学@茗荷谷校舎(ビジネススクール)で、マーケティング・サイエンス学会の全国大会があった。この学会は、2016年秋に100回を迎える。わたしは、修士の学生だった1975年から参加している。すでに「40年選手」になったことを知り、愕然としている。



 2年間の留学期間(1982~1984年)を除いて、学会出席を休んだのは1~2回だろう。大沢豊先生(元大阪大学教授でわが師匠)がご存命のときには、最年少で理事に選ばれたから、学会の理事歴は20年以上。
 平成8年からはプロジェクトを18年間、続けている。「土葉会」(法政大学部会)は、マーケティングサイエンス学会の部会としては、いまや最長の研究グループである。若手の研究者育成の場になっている。

 一昨年からは、学会長にあたる「代表理事」を務めさせていただいている。一昨日の学会の懇親会には60名が参加。そのパーティの場で、学会の代表者として、あいさつをさせていただい。
 そのときの宣言が、「全国大会の100回記念大会で、若手を中心にした特別プロジェクトを立ち上げる」だった。この学会でお、古参の研究者と新人の新陳代謝が進んでいる。海外で活躍している日本人研究者が、この分野では育っている。
 そして、ビッグデータの時代である。マーケティング・サイエンティストに対する、社会的な要望が明確に存在している。なので、この際は、「実務家と若手研究グループに対して、具体的なマーケティング課題に取り組むことに研究資金を提供する」というのが提案だった。

 100回大会は、二年先になる。プロジェクトを公募した後で、実際のグループ研究は、2015年春からスタート。中間ヒアリングを経て、2016年の100回大会で中間報告を予定。特別研究の最終発表は。2017年春になるだろう。
 2年間にわたる研究で、学会が活気づくことが期待できる。代表理事としてのわたしの任期は2年なのだが、2年間の延長もありだろう。そのころ(2017年)には、わたしの引退の時間がやってくる。66歳になっている。