来年の箱根駅伝は。第100回の記念大会。これまで一度も優勝経験がない法政大学が、大躍進を果たします。これは、わんすけの預言です。データを見る限り、次回は3位という予測になりますが、その先に来るのは、法政大学初の総合優勝です。2023年は、たまたま7位に終わりましたが、次回は大躍進が期待できます。ご期待を!
その根拠を明日の午前中に、データでお示ししたいと思います。友人たちには、具体的に示してあります。少々、お時間をください。二日間、風邪で病床に臥せっていました。わたしらしくない、お正月の三が日でした。
こういうことも、ときにはあるようです。自分はあまり経験したことがないのですが、世間的にはふつうのようです。これまでは、あまりの哲人ぶりだったようです。
<昨日の続き>
2018年に、箱根駅伝の過去3年間を集計して、上位13校のゴールタイムをリスト化してみました(以下に、データを再録します)。その時点でも、法政大学がタイム的に躍進を続けていることが確認できます。その後の4年分(2019年~2022年)のデータは集計していませんが、一年間を除き、順調にシード権を獲得できています。
<参考データ>(2018年1月3日のブログから)
2018年箱根駅伝 上位チームのタイム
順位 大学名 2018年 2017年 2016年
1 青山学院大学 10:57:39 11:04:10 10:53:25
2 東洋大学 11:02:32 11:11:31 11:00:36
3 早稲田大学 11:09:09 11:12:26 11:07:54
4 日本体育大学 11:09:28 11:15:39 11:11:32
5 東海大学 11:10:09 11:17:00 11:09:44
6 法政大学 11:10:20 11:15:56 11:31:12
7 城西大学 11:12:12 * 11:20:06
8 拓殖大学 11:12:32 11:24:22 11:23:54
9 帝京大学 11:13:26 11:20:24 11:15:21
10 中央学院大 11:14:25 11:15:25 11:13:31
11 順天堂大学 11:14:39 11:12:42 11:11:24
12 駒澤大学 11:15:13 11:16:13 11:04:00
13 神奈川大学 11:17:08 11:14:59 11:20:07
*2年間(2016年対2018年)では、法政大が10人で約21分、ひとりあたり2分の時間短縮になっている(参考データ参照)
昨年(2022年)は、10区で東海大の最終ランナーの失速に助けられましたが、法政大学はチームの走力が明らかアップしています。今年(2023年)の総合成績です。上位13チームのゴールタイムです。2018年から5年後の変化がわかります。
1 駒澤大学 10:47:11【総合優勝】
2 中央大 10:48:53【シード権獲得】
3 青山学院大 10:54:25【シード権獲得】
4 國學院大 10:55:01【シード権獲得】
5 順天堂大 10:55:18【シード権獲得】
6 早稲田大 10:55:21【シード権獲得】
7 法政大 10:55:28【シード権獲得】
8 創価大 10:55:55【シード権獲得】
9 城西大 10:58:22【シード権獲得】
10 東洋大 10:58:26【シード権獲得】
11 東京国際大 10:59:58
12 明治大 11:01:37
13 帝京大 11:03:29
<コメント>
① 法政大学は順位こそほぼ変わりませんが、5年間で総合タイムを約15分短縮しています。上位入賞している他校(青学、駒沢、早稲田など)と比較しても、上昇率がもっとも高いことがわかります。
② 2018年に優勝した青山学院のタイムでも、2023年だと9位程度です。ここ数年で、いかに大学駅伝が高速化しているのかわかります。もっとも大きな変化は、2019年ごろから本格的に装着するようになった厚底シューズの影響と思われます。
③ コロナやシューズの影響で、けが人や体調不良が(マイナス面で)勝負の決め手になっています。ある程度の選手層の厚みがないと、箱根では勝てないようです。
④ なお、データを見て気が付いたことですが、箱根の上位入賞チームには「重要な指標の変化」があることがわかりました。それは、1万メートルの持ちタイム(チーム平均)の「変化率」です。4月時点と半年後の直近(12月)を比較したデータが公表されています(省略)。
箱根出場組では、1万メートルのチーム平均値は28分~29分です。上位入賞チームとなると、春先でも28分台と高いのです。ただし、よくデータを見ると、シード権が取れているチームの1万メートルのタイム改善幅は、20秒~30秒近くになっていました。約1%が境目のようです。