フローラルイノベーション2022@東京ビッグサイト、開催初日。

 東京ビッグサイトで、昨日より「フローラルイノベーション2022」が開催されている。今回は、松村副会長から原点回帰の提案がなされて、展示会を「出会いの場、学びの場、情報交換の場」と位置付けることになった。その成果は、昨日の様子を見ていると、充分にあがっているように見える。

  

 わたしは会期中の3日間(10月26日~28日)のすべてJFMAブースに駐在している。

 とくに、JFMAブース「教えて〇〇先生!」というプログラムを企画されている。チケット制で事前に申込みなのだが、4つのセッション(15分~30分)が盛況だった。申し込みは、こちらからになる(http://www.jfma.net/topics/jfma_thanksteacher_sdgs)。

 

 昨日の午後に、JMA(日本能率協会)が開催している「アグリイノベーション2022」の会場全体を視察して見て回った。かつてIFEXを開催してい2010年代とは、展示会そのものの在り方が様変わりのように感じた。いまは情報を仕入れるだけならば、ネットでほぼ完結できる。

 リモートで足りないのは、「実態(WHAT)」を知ることではない。それはデータや画像で見ればわかる。ネットから提供できないのは、その背景になっている「なぜ(WHY)」である。これは、対面でコミュニケーションやディスカッションでないとわからない。この情報と役割を提供できるかどうかが、リアル展示会の価値である。

 

 本日の午後15時から、わたしどもは、セミナー会場でトークセッション「サステナブルな花生産とは?」を持つことになっている。SDG’sのど真ん中のテーマである。出演者は、青木さん(千葉県のアジサイなど多品目生産者)、平出さん(栃木県のユリ生産者)、そして、彦田さん(MPSジャパン)。わたしは、コーディネーターの役目を仰せつかっている。

 パネルで取り上げるテーマは、①花き生産現場での課題と問題解決、②花き産業のSDG’s、③世界の花き産業の動向。

 セミナー会場は、わたしどもJFMAブースの隣である。

 話し合われる具体的なポイントは、①病虫害防除と農薬、②肥料と土づくり、③エネルギーの効率的な利用、④持続的な経営のための雇用と生産、⑤地域と社会にとっての生産者の役割。

 いずれも興味深いテーマである。会場での発言と討論に期待したい。