おはようございます。ご報告です。10月7日の夕方に、「かつしか文学賞」の作品募集係にレターパックで、最終の原稿を郵送しました。1200字のワードで、79ページでした。約10万字。50日戦争でした。発表は来年3月8日です。一等賞金100万円。最優秀作品は、映画か舞台になります。
これまで、名刺の裏には、「エッセイスト」と書いていました。本日からは、堂々と「作家」と銘打つことにします。
思い起こせば、2011年、『しまむらとヤオコー』(小学館)を執筆したとき、「ファッションセンターしまむら」の会長だった藤原秀次郎さんから言われたことを思い出しました。「小川先生、作家というからには、3年で少なくとも3冊は小説を書かないと」。このハードルは、「3年で」は実現できませんでしたが、今度の応募作品をもって3冊目の基準はクリアできました。
すでに出版できている作品は、今回の私小説(『わんすけ先生、消防団員になる。』)を入れて、ちょうど3冊目になるからです。この原稿が、最優秀作品として採用されなくとも、いずれ出版することが前提です。2冊目は、今年の3月に刊行された『青いりんごの物語』(PHP研究所)です。
いまは林麻矢さんから、簡易印刷で名刺を作っていただいています。次回の印刷分からは、名刺の裏に「作家」を追加します。
「かつしか文学賞」の優秀作品の選考結果発表は、来年3月8日。表彰式は、かつしかシンフォニーホールで12日です。この日は、ほかの仕事をいれないように、秘書の内藤光香に指示を出してあります。
なお、残念なことが、、、7日の夕方に、最終原稿を近くの郵便局から、書留のレターパックで投函しました。ところが、昨日、読直してみたら、まだ誤植が4か所ありました。ふつうに出版する本でも、3~4か所は誤植があるものです。まあ、仕方がないところです。
すでに、次回作を考えています。むすめの知海が、全国各地の「文学賞のリスト」を調べてくれました。世の中には、ずいぶんとたくさんの文学賞があるのだと、はじめて知りました。うかつでした。
秋田の魁新聞なども、秋田文学賞のようなものを募集しているようです。この先しばらくは、「文学賞荒らし」をやってみようかな。その中から、目標にしている直木賞の候補作品が生まれるかもしれません。わたしが直木賞を受賞できれば、最年長での受賞になるのではないだろうか。