日本に新しい公害が生まれています。その名は「香害」。こんな意見文(メッセージ)が、シャボン玉石けんのHPに掲載されています。友人の徳江倫明さんのフェイスブックで知りました。そういえば、この頃、電車に乗ったり、町をふらふら歩いているときに、強い香料の匂いを経験することが増えた気がします。
鼻が利く「犬体質」のわたし自身は、微妙な匂いをかぎ分ける自信があります。たとえば、その昔、学校の教室や仕事場で隣の席に座っていた女性がつけていた香水が、どの国のどのブランドだったのかを覚えています。しかし、現代の香りの問題は、そんな悠長でエレガントな話ではないようです。
シャボン玉石けんのHPに香りに関する被害調査について、事例がたくさん載っています。実は、体に危害を及ぼす可能性のある香料が増えているらしいのです。この問題(香りの害)は、かなり深刻のようです。香料を扱っている石けん会社が、そのような現象に対して一石を投じることになりました。
シャボン玉石けんのHPに香りに関する被害調査について、事例がたくさん載っています。実は、体に危害を及ぼす可能性のある香料が増えているらしいのです。この問題(香りの害)は、かなり深刻のようです。香料を扱っている石けん会社が、そのような現象に対して一石を投じることになりました。
同社のHP(https://www.shabon.com/kougai/)から、「香害」を指摘した文章を引用してみます。
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「香害」
(*この文章は、「意見広告」と読むことができます)
柔軟剤や、洗剤の人工的で過剰な香りに苦しんでいる人が増えています。
香りに含まれる化学物質が、めまいや吐き気、思考力の低下を引き起こす
化学物質過敏症の原因の一つになるのです。
中には、友人や同僚の服についた香りにより、
学校や職場にいけなくなるといった、深刻な問題を訴える人もいます。
化学物質過敏症の原因の一つになるのです。
中には、友人や同僚の服についた香りにより、
学校や職場にいけなくなるといった、深刻な問題を訴える人もいます。
当社が行ったインターネット調査において、
「人工的な香りをかいで、頭痛・めまい・吐き気などの体調不良を起こしたことがある」
と答えた人がなんと5割を超えていました。
もはや、社会問題といってもいい割合ではないでしょうか。
と答えた人がなんと5割を超えていました。
もはや、社会問題といってもいい割合ではないでしょうか。
エチケットのつもりでつけていたあなたの服の香りが、だれかの健康を奪っているかもしれない。
そこまでして、香り付き柔軟剤や香り付洗剤を使う必要はあるのか。
過剰な香料や添加物を使う必要があるのか。
シャボン玉石けんは、あなたに問いたい。
そこまでして、香り付き柔軟剤や香り付洗剤を使う必要はあるのか。
過剰な香料や添加物を使う必要があるのか。
シャボン玉石けんは、あなたに問いたい。
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この宣言文のあとには、同社が4月(25日~28日)に実施したWEB調査(サンプル数=415人)の結果を公表しています。
この宣言文のあとには、同社が4月(25日~28日)に実施したWEB調査(サンプル数=415人)の結果を公表しています。
わたしも驚いたのですが、約59%のひとが、人工的な香料のニオイで、頭痛、めまい、吐き気、関節痛など体調不良になった経験があるようです。
「シックハウス現象」は聞いたこともあります。実際にわたしも経験しています。しかし、「香害」は、それとはちがって、もっと一般的で日常生活の中での現象のようです。アンケート結果のあとに、人工的な香りで体調不良になった事例が紹介されています。科学的な香料のにおいに敏感な人たちにとって、ふだん洗濯に使っている柔軟剤や、汗の匂いを絶つための制汗スプレイ、何気なく使っている香水が、身体に害を及ぼしているようです。
そうした人たちは、決して少数派ではないようです。排気ガスやたばこと同様、調査結果と事例からは、香りが新しい公害になっていることがわかります。深刻なのは、香りの害が多くの人たちの人生を変えてしまっていることです。子供たちは、香りが怖くて家から出られないので、引きこもりになっています。大人も、香りが怖くて出社ができなくなるようです。
化学品メーカーや化粧品会社、トイレタリーメーカーなど、香りビジネスには利害関係者がたくさんいます。だから、シャボン玉石けんのメッセージは、勇気ある香りへの告発文なのではないでしょうか?