新装版は、2013年から9年ぶりの改定になります。執筆者や事例が新しくなっています。なお、本書はJFMA(日本フローラルマーケティング協会)が主催する「フラワービジネス講座」のテキストに指定されています。花屋さんだけでなく、花産業に従事する実務家の皆さんにも役に立つ内容になっています。
先週末から、アマゾンなどネット予約も始まっています。ぜひお買い求めください。
ちなみに、新版の全体構成は、つぎのようになっています。
第1章「お花屋さんのためのマーケティング」、
第2章「お花屋さんの技術」、
第3章「お花屋さんなら知っておきたいこと」。
小川は、まえがきと第1章の「理論編1:お花屋さんのマーケティング入門」を担当しています。
以下では、新装版の「まえがき」を紹介しておきます。
ー----------------------
まえがき(2022年改訂版に寄せて)
日本フローラルマーケティング協会(JFMA)の編集で、このたび、誠文堂新光社から『お花さんの仕事 基本のき(新版)』を刊行することになりました。これからお花屋さんになりたい人や独立・開業したい人、お花屋さんの仕事を見直したい人に参考にしていただける内容をまとめています。
これまでもJFMA編では、『フローリスト』(誠文堂新光社)のムックとして、『お花屋さんマニュアル』をほぼ隔年のペースで出版してきました。書名を『お花さんの仕事 基本のき』に変更した前回からは、単行本での刊行になっています。
ちなみに、本書の初版は2004年で、その後は、2006年、2008~2009年、2012年~2013年と改訂を重ねています。ベーシックな内容なので、しばらくは改訂を必要としませんでした。しかし、さすがに長い歳月が経過して、取り上げた事例やデータなどが古めかしくなっていました。そこで、事例やデータ、テーマなどのコンテンツを刷新することにしました。今回は9年ぶりの改定になり、サイズを含むデザインも見直した新版になります。
いつものように、出版にあたっては、たくさんの方にお世話になりました。JFMA会員メンバーの何人かには、原稿執筆を引き受けていただいています。巻末に、執筆者一覧表とその担当ページをリスト化してあります。また、現場取材に応じていただき、一部の店舗からは写真を提供していただきました。ありがとうございます。
最後になりますが、編集作業を担当していただいた誠文堂新光社の久保万紀恵さんに感謝します。思った以上に時間がかかりましたが、それでも、どうにか新装版を刊行することができました。
本書がみなさまはじめ、花業界の一助になれば幸いです。
2022年5月吉日 JFMA会長 小川孔輔