【ご報告】中央区ハーフ@神戸は、15KM地点でリタイア

 一周4KMの周回コース。3周目を終えた13KM地点。あと8KMを残して、このまま走って完走をめざすか?それとも、この先で棄権すべきかを迷いながら走っていた。スタート時は気温5℃。日本海側は大雪で、京都も前夜は雪が積もっていた。半分走り終えたあたりから、神戸のなぎさ海岸でもちらちらと粉雪が舞い始めていた。

 

 本来の目標は、「東京マラソン2021」の3月6日。15KM地点を過ぎたところでリタイヤを決めた。こういう決断は、勇気ある棄権ともいう。マラソンレースで棄権をした最後は、2018年の横田基地のハーフだった。あの時は夏の暑い時期だったが、冬季のレースでの途中棄権は記憶にない。

 前2回の10KMレースは、1時間ちょっとで走れた(1時間2分台と3分台)。しかし、昨日のハーフは、2倍に距離が伸びていた。前半10KMの平均ペースが、1KM6分30秒。抑えて走ったつもりだが、11KM地点からは、1KM7分にペースががくんと落ちた。足が重たくなったのは、練習でも10KMを超えて走った経験が、約1年間経験していなかったからだろう。

 カラダが10KMを走ることを忘れている。呼吸もついていかない。無理をしても、1月の10KMとハーフのレースに響く。13KMをすぐたところでペースが戻る兆しもない。思いっきり退却する決断を下した。

 

 6KMを残して15KMでリタイア。

 最後の計測マットを跨いだところで、コースから外れた。主催者の男性がそばに寄ってきて、わが胸についている計測チップを外してくれた。手元の時計を見ると、1時間41分ちょうど。20年前、50歳前後のときなら、このタイムで21KMを走り終えていた。ちょっと情けない気持ちになる。

 一緒にレースを走ってくれた井尻さん(新日本流通)には、2周分(一周4KM)抜かれている。わたしがリタイアした時点で、1時間27分でゴールしていた。井尻さんは元駅伝選手だから、フルマラソンでは3時間前後で走り切る走力をもっている。

 

 近くの日帰り温泉で、予定より30分早く、予約済みのマッサージを受けた。じっと40分間。「背中がカタイですね」とマッサージのお姉さんに言われた。それはそうだろう。リタイアした時ほど、カラダは弱っているものだ。2時間半のゴールタイムを想定していたから、早めのリタイアだったから、マッサージの時間も早めてもらった。

 その後、井尻さんご夫妻とJR元町駅前のピンチョス元町エビスという店に向かった。本当は、隣の焼鳥屋さんを予約していたのだが、わたしが早めにリタイアしたものだから、まだ予約席が空いていない。というわけで、ピンチョス元町エビスで、恵比寿ビールで乾いた喉を潤した。

 6年ぶりで井尻さんと話しができた。リタイアはしたが、15KMを練習で走ったと思えばよい。楽しい関西遠征ではあった。来年早々に、東京で2つの10Kレースが待っている。今度こそ、1時間切れるだろう。

 

 今回は会えなかったが、神戸から長男家族の4人がやってくる。次男家族とも、2年ぶりの再会が待っている。孫たちは、それぞれ大きくなっている。3家族の揃う年の暮れと正月になる。