大学院での最終講義(リーダー育成セミナー2)がはじまりました。 > 第一回個人レポート課題

 本日からはじまる「ビジネスイノベーター育成セミナー」が、法政大学での最終講義になる。54人の登録があるようで、大学院で教えるようになってから最大の登録者数である。今しがた、2年制の小沼君(平石ゼミ)が部屋に来て、「自分にとっても最後の授業なので、取ることにしました」と研究室にあいさつに訪れた。

 

 この大学に助手で採用されてから、講師として教えるようになってから46年になる。カリフォルニアの留学から帰って(1984年)からは、一度も休講をせずに今日に至っている。マラソンやテニスの運動をするようになり、体が健康に維持できたからだろう。無事これ名馬という。

 本来的に生真面目なところがあって、熱があるときでも這って大学に出てきたものだった。休講なしで37年間を過ごすことができた。その先がないのは少し寂しい気もするが、すべてのことには終わりがあるものだ。

 第一回の本日は、招待講師はいない。わたしが一人で、テキストに指定してあるビル・ジョージ著『True North:リーダーたちの羅針盤』(生産性出版、2017年)の内容を解説する。第二回目以降、6人の講師の方には、この枠組に沿ってお話をしていただくように頼んである。

 

 とはいえ、事前にわたしが設定した通りには、授業は進行しないものだ。適当に流していただいて結構だ。

 講師の布陣は、男性5人に女性が1人(鎌田由美子さん、元JR東日本、カルビー)。経営者としての立場も、大手の現役企業トップや中堅企業の二代目経営者。流通ジャーナリストもいる(日経新聞の田中陽記者、編集員)。

 最後の講師は、わが若い友人の土屋裕雅会長である。わたしから電話で依頼したとき、土屋さんは、「先生の授業、最後の講師だと緊張しますね」と言っていた。どんな話をしてくれることか、楽しみにしている。

 

 <第1回個人レポート課題>

 来週授業時間が終わるまで、以下の課題にレポート提出のこと。

 *ワードA4一枚以内で、印刷済みの紙にて提出のこと。

 *レポート冒頭に、①名前と②学籍番号をページトップに入れること。

 

 「2021年度ビジネスイノベーター育成セミナー2」

 第一回レポート課題

 マイケル・キートン主演『ファウンダー:ハンバーガー帝国のひみつ』を視聴した後に、

 #1「マクドナルド兄弟とレイ・クロック、どちらをマクドナルドの創業者と考えるか?」、

 #2「企業家としてのレイ・クロックをどのように評価するか?」の二つの質問に答えること。