本日は、プロジェクト中間報告会の2日目。対面での指導になる。院生は全員で約60人。彼らは、昨日から4チームのグループに分かれている。2日目の今日は、チームごとに部屋(教室、ブース)に入り、審査員の教授たちが入ってくるのを待つ。いまだコロナ下なので、午前の部と午後の部で大学院生は入れ替わる。
わたしたち教員が、ポスターセッションで評価を担当するのは、4つのチーム(A1,A2,B1,B2)のうち、アルファベット記号で反対側のチーム(半分)の約30名になる。たとえば、わたし(小川)は、A2の学生担当なので、B1とB2グループの学生、約30名の採点をする。午前と午後に約15名ずつである。
このブログ記事は、本日、評価対象になる大学院生の「心構え」として書いている。ついでに、これからプロジェクトを始めようとしている2年制1年目の学生にとっても、来年に向けて役に立つはずである。また、来年度に入学してくる新入生(1回目の試験は終わっている)ための記事でもある。
以下は、本日の「ポスターセッションをどのように活用してらよいか」についての心構えである。
重要なのは、教授たちから「良い評価点」をもらうことではない。それとは逆で、徹底的に問題点を指摘していただき、修士論文の完成までの残りの3か月で、プロジェクトを改善、発展させるためのヒントを得ることである。目的を勘違いをしてはいけない。
ポスターセッションはの役割は、論文の評価会ではない。教授たちと議論をする場である。だから、とりわけ実施方法が対面であることが重要なのである。また、隣のブースに座っている学生が、指導教授からどのようなコメントをもらっているのかを、肌に感じられる場でもある。他者が指導される場面を見ることが、案外と自分にとっても参考になるものである。
できれば、普段は気が付いていないアイデアや方向性を、教授たちから示唆してもられば、ポスターセッションは成功である。学生諸君は、プロジェクトの問題点を指摘されることから逃げてはいけない。残された課題の解決法を教授たちから教えてもらうことである。
それでは、無事に本日の指導を終えることができることを祈っている。午前のスタートは、9時半である。
大学院に、その時間までに全員集合のこと。