ワクチン接種、思わぬ副次効果: コロナワクチンのアルコール抑制効果

 2日前の月曜日の夕方、葛飾区堀切の整形外科で、コロナワクチンの接種を行った。予想通り、ファイザー社製だった。今回が初回である。2回目は3週間先の7月12日になった。受付が始まるやいなや、受付担当の元気な女性に、「3週間後、ここで同じ時間でよろしいでしょうか?」と問われた。

 

 ワクチンの接種業務は、この病院ではとてもシステムティックになっている。一回目の接種が終わると、そのままの人たちが、同じ曜日・同じ時間帯に来るように設計されている。大手町の集団接種会場も、おそらく同じような手続きで運営されているだろう。これならば、ワクチン接種は急速に広がっていくはずだ。

 3日前の状況では、1回接種終了が日本人全体の約17%、2回完了が約7%だった。65歳以上に限れば、およそ7割方で一回目の接種が終わっているらしい。順調にいけば、7月中旬には2回目が終わった友人たちと、アルコール付きの会食ができそうだ。世の中の雰囲気が明るく変わっていきそうだ。

 外を出歩けない年寄りが長い鬱状態から解放されれば、日本全体も明るくなっていくだろう。ワクチンを打ちたくない人たちも、自由意志の選択は尊重されるべきだろう。接種した人が7割程度になれば、集団免疫が獲得できるのだから、とりわけ若い人たち(小中学生)へ接種同調圧力をかけることは慎むべきだと思う。

 未来がある子供たち、まだ出産の可能性がある女子たちは、今回はむしろワクチン接種は避けたほうが良いように思う。 

 

 さて、今回のワクチン接種では、興味深い体験をすることになった。わたし以外のワクチン接種者がどのように感じているのかを知りたいと思い、以下に、今朝方に送った友人へのLINEメッセージを紹介してみたい。

 ワクチン接種時に渡される「接種にあたっての注意」というパンフレットには、とくに「アルコールは控えなさい」とは書いてはいない。しかし、ネットで検索すると、「できれば接種前後の数日間はアルコールを控えたほうがよい」と述べられている。千葉大学の研究によると、「アルコールを大量に摂取するグループでは、抗体の生成量が少なくなる傾向があるので、相対的にワクチンが効きにくい」という結果が報告されている。

 わたしはアルコール過剰摂取集団に属するので、そもそもワクチンは効きにくいのかもしれない。しかし、接種を終えた翌日になって、酒飲みでアル中のわたしが、こんな状態(自然で無理のない禁酒状態)になっていることを、親しい友人たちには知らせてみたかった。彼らの反応を知りたいからである。

  

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  

 おはようございます。早くに目が覚めてしまいました。長々と失礼します。
 勝ち星街道、爆進中です。アルコールの抑制作用は、わたしにとってはプラスのようです。

ワクチンを注射した部位,肩の痛みが微かに残っていますが,アルコールが連夜で抜けたおかげで,夜中にトイレに起きることもなく。睡眠が充分に取れて、倦怠感もなくなりました。接種の第一回目は、無事に通過できたようです。2回目は三週間後です。

 

 本日は、劇団四季からのご招待で、「アナと雪の女王」の観劇です。浜松町の春劇場は2年ぶりになります。神戸の孫娘のさらに見せてあげたいのですが、東京への移動は無理ですね。いつのまにか、さらは小学校三年生になりました。弟の諒くんも来春はランドセルです。

 梅雨が明けて、夏が来ます。今年こそ花火大会を楽しみたいですね。

 iPhoneから送信

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 どうやら、ワクチンを接種した後では、わたしの体に関していえば、「アルコールへの渇望」が抑圧されているようなのだ。ネットの記事を読んだからというわけでもなさそうなのだ。接種当日は当然のこととして、二日目(昨夜)も「どうしても酒が飲みたい」という気分にはならなかった。

 昨日は終日、倦怠感(とくにどこか悪いわけではないが、なんとなく調子が悪い。何もする気が起こらない状態)があった。今朝になって、注射跡の筋肉痛は消えている。その状態からは抜けているが、わたしにしてはめずらしい気だるさを経験した。

 仮説である。アルコールで抗体の生成量が減少するのだとすれば、「ワクチンの立場」からは、ワクチンと同時にアルコールを摂取しないように人間の体をコントロールしようとするのではないだろうか? コロナウイルスは宿主(人間)の生存を阻害しながら宿主を変えていく性質がある。

 それとは反対に、ワクチンの方はウイルスを攻撃する能力(接種効率)を高めるよう設計されているはずである(*遺伝子の配列をそのように操作しているはず)。ということは、アルコール渇望傾向を抑止する方向で、ワクチンは人間の動因をコントロールしたがるだろう。アルコール依存症のわたしでさえ、お酒の摂取に関して身体が拒否反応を引き起こすよう、ワクチンの作用はプログラム化されているのではないだろうか?

 

 今回のワクチン接種後の小川先生の場合も、これに当てはまるのかもしれない。LINEに書いたように、ワクチン接種の翌日も、どことなく微妙な倦怠感があった。だからなのか、元気づけのために、アルコールを積極的に飲みたいとは思わなかった。食欲の方はそれほど落ちていたわけではない。アピタイザーとしてのアルコールのほうが、お役御免だったのである。

 ということは、コロナワクチン(ファイザー社製)が人間の体を及ぼす研究をさらに推し進めていくと、アルコール依存症の治癒薬が生み出せるかもしれない。疑似的にでも、ワクチン接種後の状態に被験者の体を変えてしまえば、依存症の患者がアルコールと縁が切れる可能性ができてくる。

 ファイザー社に、わたしの事例を伝えてみたいと思うが、日本の製薬会社でもよいだろう。わたしに関して言えば、再度コロナワクチンを接種したいわけではない。しかし、一回目の副作用がほとんどなかったので、アルコール断ちのためならば、3回目以降の接種は受け入れる用意がある。

 わたしような「大酒飲みたち」のワクチン体験は、どんなものだったのだろう。そこは興味深い。