緊急事態宣言解除の本日、一回目のワクチン接種で整形外科へ

 葛飾区堀切の整形外科で、本日の夕方からワクチンの接種を受けることになっている。クーポン券は5月早々に送られてきたが、様子見をしているうちに接種が本日になってしまった。首都圏に住んでいる同年代のほとんどの友人たちは、6月の上旬に第一回目の接種を終えている。

 

 出遅れ感はあるが、遅れた分だけ周囲の様子が分かってきている。注射が嫌いなので(怖いので)、情報収集には余念がなかったからだ。わたしは、革新の普及理論でいうところの「後期多数派」(late majority)である。それでもどうにか、世間並みのワクチン接種の順番には落ち着いたようだ。

 学生の両親たちや、大学関係者からの情報をいま集約している。どうやらファイザー製のワクチン接種は、筋肉注射なので痛いことは痛いらしい。しかし、心配している発熱や、体調不良が長引くケースはたくさんは報告されていない。今月早々に、大手町で集団接種(たぶん、モデルナワクチン)を受けた親戚がいたが、少し熱が出たとの報告があっただけである。

 接種後のアルコール摂取と強度の運動は、できるだけ避けるように指示を受けている。今月は、上旬にまだ2回(2日間)しかアルコールを抜いていない。月間の目標が4勝だから、本日が3勝目になることは確実だ。うまくいけば、明日もワクチン接種のおかげで、アルコールを抜くチャンスをいただくことができる。

 先月も4勝している。二ヶ月間連続して4勝だと、肝臓や腎臓の負荷が減ってよろしい。この頃は、梅雨入りと高温で疲れやすく成っている。ちょうどよいタイミングでの接種ではある。

 

 緊急事態宣言が解除になった。本日は、年間で一番に日の長い「夏至の日」。このまま、早く梅雨が明けてほしい。風が爽やかだ。南窓を通して庭から風が吹き込んできている。地元新聞『北羽新報』(6月号)のコラムを、午後の1時間で書き終えた。テーマは、夫婦別姓。フィンランドでは、男性の姓でも女性の姓でもない「第三の新姓」を選択することができるそうだ。

 自分は男子だから考えたこともなかったが、女性は結婚して姓を旦那のほうに寄せると、銀行通帳から免許証までありゆる書類で名義を書き換える必要がある。子供の姓をどうするか問題にはなるが、男子と比べてずいぶんと面倒なことをしなければならないものだ。

 そういえば、かみさんの実印(銀行印?)は、たしか「まさえ」と”ひらがな”で登録されていたはずだ。たとえ離婚をしても、名前のほうは変わるわけではない。そこまで深く考えて、あの印鑑をひらがなにしたのだろうか。わたしといえば、いまごろそのことに気が付く「おとぼけ人間」である。

 

 フィンランドは、世界で一番幸福な国だそうだ。そして、二年前に34歳の女性を首相に選んでいる。コロナも上手に乗り切っていそうだ。サッチャーさん時代とは異なり、女性が国家のトップに就くケースがごく普通になってきている。台湾を見ても、女性のトップは頼りになりそうだ。

 翻ってわが国の場合、そもそも活躍している女性経営者や女性政治家は、なんとなくパッとしない。男性社会だからという節もあるが、どうやらそうでもなさそうだ。小池百合子知事、橋本聖子五輪組織委員長、わたしが好きな山尾志桜里議員は、世間から袋だたき状態だ。

 男性政治家と比べてそん色ないところもあるのに、メディアはひたすら彼女たちをたたくばかり。う~ん、日本は母系社会なのだから、卑弥呼を再びデビューさせてもよろしいのではないだろうか?

 

 話がワクチンから逸れてしまった。とりあえず、わくわく整骨院でマッサージをうけて、静かに夜のワクチン接種に備えたいと思う。今夜が、玉ゐのアナゴ弁当だそうだ。ただし、アルコールは抜きになる。無事の帰還を祈るばかりだ。

 そうそう、5年前に東京タワーの近く、港区の国際福祉大学病院で白内障の手術を受けたことを思い出した。あのときも手術は二回受けた。右目と左目を一週間おきにだった。今回も、三週間を空けて二回注射をすることになっている。

 あのときの恐怖に比べれば、今回のワクチン接種は、それほど恐れるほどのことはないだろう。