今年度で法政大学を退職になる。46年間の大学教員生活に来年3月で終止符を打つ。経営学部から移籍して、大学院の専任教員になってからでは12年間。自身が設立した2番目の経営大学院(IM研究科)が学生募集不振で、その責任を取る意味でも完全移籍を決意した。Point of No Return(=片道切符)。もう後には引けない。
初年度・2年目は、定員60人に対して30人を切る応募だった。大学院が閉鎖になれば、自分自信もその時点で法政大学を退職するつもりでいた。昨年、2度目の学科長に就任した藤村君とも、そんな話をして不退転の決意でイノベーションマネジメント研究科に完全移籍した。
完全移籍をする直前、3年目で急遽「中小企業診断士・MBAコース」(通称、M特)を開講した。募集人数の手当ができて、そこからさらに数年前に、高田先生やペクター先生の尽力でGMBAコース(グローバルMBA)が付設になった。募集定員60人を上回るようになって、どうにかわたしたちの首はつながっている。
今年は「診断士コース」に入学してくれた学生が、コース創設以来はじめて30人を超えた。その中から昨日、わたしの最後のゼミ生4人が研究室の門をたたいた。今朝方、そのうちの一人の学生からメールが届いていた。すぐに返信のメールを打った。
小平さん (CC:内藤さん)
おはようございます。
よろしくお願いします。
同級生は、浦上、松尾、杉谷、小平の4人です。
わたしのイノマネ最後のゼミ生になります。
平石さんのゼミ生(二年制)が一人おりますので、
今年は、小川・平井合同ゼミは、5人編成になります。
大久保先生(去年までは、イノマネの非常勤講師)が
ボランティアで学生指導に協力してくださることになっています。
本日、プロジェクトの時間は何時限の設定になっていますか?
二年制もいる合同ゼミなので、通常は、夕方からのスタートにしていました。
隔週の開催ですので、この辺のところも、皆さんと本日、相談させてください。
おがわ
追伸:なお、メール連絡は、PC(ニフティ)とLINEグループで行います。
これも本日、わたしから6人を招待させていただきます。
最後のゼミ生との一年間はどうなるのだろうか?
彼ら4人は、どんなテーマに取り組むのだろうか?
インファームの起業で忙しい平石さんとも、最後の合同ゼミになる。