「小川先生、うれしいお知らせです」。生産性出版の村上直子さんから電話がかかってきた。このところ、新刊本『サービスエクセレンス』の校正で、村上さんは苦戦が続いていた。予定の3月刊行には間に合わず、軽く落胆していたところだった。校正作業に手間取って、出版は6月中旬にずれ込むだろう。
ところが、先々週には、2016年に出版した『True North: リーダーたちの羅針盤』が増刷になった。2度目の増刷になる。友人たちからは、「セミナーでテキストに使ってくれている講師の方がいるらしいよ」と聞いていた。著書の評判も悪くない。翻訳も好評である。増刷の刷り部数は、1千冊らしい。
先週には、『サービスエクセレンス』の校正会議がzoomで開催された。いろいろと問題は残っているが、予定通りに6月には刊行にこぎつけることができそうだ。青学の小野君の奮闘が光っている。午後にでも、修正版の目次を紹介してみたいと思う。
この本は、共編著ではあるが、個人的には48冊目に出版になる。長らく本を書いていると、いいときもあれば悪い時もある。出版社、編集者や共著者とのすり合わせがうまくいかないことも多い。それでも、本を積み上げていけば、いずれ身長を超えて、本を積み上げることができる。