数日前に、本ブログでシラバスを公開した「ビジネスイノベーター育成セミナーⅡ」が、来週(11月14日)の土曜日からはじまる。昨年度から、開講時間が200分(100分×2コマ)に変更になった。超長尺物の授業である。「対面(リアル)授業で実施」を宣言したところ、登録者が52名に増えた。
コロナ対策のためである。いつもの大学院棟ではなく、本校キャンパスの大きな教室(大内山校舎Y506:200人定員)に場所を移動することになった。大学の内規としては、教室収容定員の「3分の1」まで入室を許容している。
「3密キャパシティ・ルール」があるからだ。大学院等の101号教室(60人定員)では、20人までしか入室許可がでない。致し方がのないことだが、いつもと異なる設備環境で授業を運営していかざるを得ない。ふと、少しだけ、強引に対面授業にしたことを後悔しそうになった瞬間もあった。そんなことは、いまは忘れてしまおう。
先ほど、大学の学習支援システム(Hoppii)にも、「授業の運営方法について」というお知らせをアップしている。
オンライン授業であれば、運営は比較的簡単である。面倒くさくないのだが、クラスディスカッションをやりたいので、対面形式にした。ディスカッションに使用する教室(Y506とIM101)が分散するので、移動時間を必要とすることになった。これも、コロナ対策のためである。
また、著名な会社から起業家として著名な講師を6人ほどお呼びする。対面授業のほうが、質問など直接できて学生はうれしいだろう。そう思って、あえて面倒くさい方の対面の授業を選択した。リスクも大きいが、万全を期しての授業になる。
世間一般からは、わたしのような決断をどのように判断されるだろうか。批判も甘んじて受ける立場は怖いと思っている。しかし、教育者としてのベネフィットを勘案しての意思決定となった。来年の1月9日までの土曜日の午後。7回連続の講師を呼んでのセミナーである。
とにかく、講師にも学生にも何事も起こらなよう、無事を祈るのみである。