【ご報告】拙著『「値づけ」の思考法』(中国語版)が刊行に

 拙著の中国語版(繁体字)が4月に出版されていました。版元は、台湾の「城邦文化事業商周出版社」。販売価格は、360台湾ドル。初版の刷り部数は、1600部です。著作権使用料は、3月に振り込まれていました。出版社と折半でした。

 

 拙著が海外で翻訳されたのは、これで3度目。最初は、小川編著『ブランド・リレーションシップ』同文館(2003.3)が、翌年(2004年)に韓国語版として出版されている。二度目は、『マクドナルド 失敗の本質』東洋経済新報社(2015)が、翌年(2016年)に台湾で中国語(繁体字)に翻訳され出版されている。

 想像なのだが、「マクドナルド本」である程度、書き手として知名度があるからと思われる。今回の「根づけ」に関しても、日本の事例がアジア(中国系、台湾系)のひとたちに役に立つと思われているのだろう。著者としては、とてもうれしいことではある。

 

 これから日本語で出版される予定の本(中食のロック・フィールドや外食流通関連の数社)は、ややマニアックになってしまう。しかし、海外進出を考えている日本企業などが進出にあたっての説明資料や宣伝に使うこともできる。

 たとえば、かつての「アイリスオーヤマ」(大山健太郎会長)などは、大山さんとの共著『メーカーベンダーのマーケティング戦略』ダイヤモンド社が、英語版で冠された実績もある。