今朝の週刊ポスト(ネット版)で、「コロナ補正予算の謎事業 空港に生け花、キャンプ場にWi-Fi」という記事(https://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-694430/)を見かけた。幸いにも、5月の母の月では、花き業界は江藤農水大臣には大いにお世話になった。しかし、ここで指摘されているお金の使い方は、ちょっと考えものだろう。
6月15日(本日) 07時05分に配信された「NEWSポストセブン」によれば、
「緊急経済対策の事業規模は第1次・第2次補正予算を合わせて総額200兆円超に膨れ上がった。だが、その巨額予算の中には、各省庁がどう見ても“不要不急のもの”を計上している。まさしく、“嘘つきは泥棒の始まり”だ──。不透明で不可解なカネ」
この記事の中で、以下のようなお金の使い途(無駄)が避難されていた。いま現在で投入するお金としてはいかがなものか?インバウント客がまったくいないところで、無駄なお金にしかならないだろう。この記事を読んで、コロナ対策のお金のバラマキのひとつが、日本の花きの輸出をねらった施策の例が取り上げられ、たとえば、空港の生け花の展示がやり玉にあげられている。
花業界としては、毅然としてこの手の補助金は、いま現在では辞退すべきだと思う。もっと必要なお金を自宅や事務所に花を飾るお金に投じてほしい。花の生産者は、海外輸出どころの話ではない。花屋さんも、自宅用の花を販売促進することに苦心している。もっと有効な使い方はあるように思う。残念。
「(前略)農水省は他にも、収束後の観光回復を見越して「公共施設等における花き(観賞用植物)の活用拡大支援事業」に約32億円を注ぎ込む。学校や観光地、駅、空港などに花を飾り、来日観光客らに“花の魅力”をPRする取り組みを支援するという。同省の資料には〈インバウンドを通じた海外需要の喚起により、輸出拡大を目指す〉とあるが、空港の国際線ロビーがガラガラの時に言われても何の説得力もない」(残念なコメントの一部)。