昨日の学部ゼミで、おみくじが話題になった。この正月に、神社やお寺でおみくじを引いた学生は14人。うちふたりが「凶」を引いた。「吉」は12人。凶を引いたひとりは、いままで聞いたことがない「半凶」だった。「大凶」は聞いたことがある。「半吉」というのもあるらしい。
わたしが知っている都市伝説は、=「正月におみくじをひくと、ふだんより凶の比率が高くなる」である。誰かから聞いた話だったが、その誰かは忘れてしまった。彼が言うには、「神社やお寺はおみくじの吉凶の構成比を操作しているらしい」。理由は、3通りある(以下は、わたしの推論)。
①凶を引いた人は、吉を出そうとして二枚目のおみくじを引く傾向がある。神社やお寺は儲かる。
②凶を引くと、悪運を打ち消そうとして、お札やお賽銭をはずむだろう(実際に、わたしがそうだった)。
③凶を引いた人は、気持ちを引き締めて、一年間を過ごす(だから、凶を増やしておく)。
そもそもこの都市伝説が本当かどうかはわからない。たとえば、ネットを検索すると、東京下町の浅草寺は「凶の割合が30%」となっている(通常は、13%、以下の表を参照)。正月とは書いていない。そこで、一般的には、吉凶がどのような比率になっているのかを調べてみた。
「おみくじの順番と確率はどれくらい?」(
対象 ゼミ生 一般
人数 割合 (サイトから引用)
大吉 2 14% 18%
中吉 3 21% 9%
小吉 2 14% 12%
*吉 1 36% 24%(合計)
半吉 1 ー
末吉 3 24%
末凶 0
*凶 1 14% 13%(合算)
半凶 1
大凶 0
合計 14人 99% 100%
サンプル数=14にも関わらず、ほとんど、両者の割合が一致している。一般の比率が正しいのだろう。なお、この表では、比較のため、*凶(すべて)と*吉(吉以降)を合算してある。
そこで、わたしからのお願いです。今年の正月(1日~7日)に神社やお寺にお参りに行って「おみくじ」を引いた方へ。つぎのアンケートに答えて、わたしのメルアド(huko-ogawa@nifty.com)に返信してください。
<Q1> (最初の)おみくじは、「大吉」~「大凶」のうちどれでしたか?
<Q2> 「凶」(末凶~大凶)を引いた方へ、
そのとき、2(3)回目を引きましたか?そして、その結果は?
<Q3> 覚えている範囲で結構です。
お正月以外のお参り(たとえば、合格祈願)で、おみくじを引いたことがありますか?
その場合(直近の事例で)、引いたおみくじは、「大吉」~「大凶」のうちどれでしたか?
<Q4> わかる範囲で、お答えください。
<Q1>で、おみくじを引いた場所(都道府県、神社・お寺の名前)は?
さて、どうなることか。都市伝説は、正しいのか?
サイトに掲載されている一般の吉凶比率は、正確なのだろうか?