大学院卒業生向けの「フォローアップゼミ」が盛況に

 隔月の第4金曜日に開催されている「大学院フォローアップogawaゼミ」の参加者が増えてきた。11月29日に開かれたゼミには、懇親会を含めて10人以上が参加してくれた。昨年度から始めて8回目になるが、ゼミの様子が伝わってきたのか、元小川ゼミ生以外でも参加を希望する院生が増えている。

 

 12月14日(土曜日)の午後に、元院生の籠田淳子さん(高田ゼミ、ゼムケンサービス代表)を授業の講師として招聘している。その流れで、秋田料理の店(男鹿半島)で忘年会を開催することになった。何人かの聴講者も参加してくれる。これもフォローアップゼミを開いている影響だと思う。

 フォローアップゼミは、もともとクラフトビールの製造販売ビジネス(シェアード・ブルワリー)で創業した院生の小林君の経営会議としてはじめたミーティングが母体となっている。元院生で小川ゼミの新田美砂子さんが、この会議を事務局として側面から支援してくれている。

 実は、参加が小林君と新田さんだけのときもあり、公式のセミナーとしては打ち切りにしようかと思っていたところだった。それが、急に参加者が増えてきたのはなぜなのか?よくわからないが、このところ二回ほど、元ゼミ生がひとりふたりと増えている。コンスタントに来てくれている「レギュラーの参加者」も数人見かける。

 

 卒業後の「生き方相談」や、昔の仲間たちが集う「同期会的」な意味合いもあるように感じる。セミナーの機能はさておき、この会(フォローアップセミナー)の運営方法を変えるかどうかで、ちょっと頭を悩ましている。というのは、私自身があと二年ちょっとで大学院を退任になるからだ。

 いずれ学生たちが集まる場所(新一口坂校舎6Fブース)がなくなるわけだ。わたし自身の仕事の質も変わってくるだろう。教師ではなくなり、社会貢献と物書きが主体の生活に変わるだろう。そのとき、元学生たちとの距離の取り方も考えておかなければならない。

 フォローアップゼミに参加している学生に、参加のモチベーションと満足度を尋ねたわけではない。必要とされているのであれば続けるし、とちらでもいいのであれば中断することもよいだろう。私自身にとっては、若い(元)学生たちとの交流の場を持つことは、精神衛生的はよろしいに決まっている。

 どちらにしてもこの10年間は、小川の個人指導ではなく、平石先生と大久保先生とのグループ指導だった。その点も考慮する必要があるかもしれない。集団指導でのフォローアップゼミとして、この会議は機能しているのだろうから。

 

 ちなみに、第9回のフォローアップゼミは、2020年1月24日(金)、午後17時から大学院の6Fブースで開催される。

参加を希望される方は、新田さんに連絡のこと。すでに数人から相談プレゼン(15分)の申し込みがある。