ゼミ長の与羽さんから、「数日前から体調を崩してしまって、本日のゼミを欠席させていただきます」とlineが入った。ゼミ長が体調不良で休むことはめずらしい。本日は自身の発表もあるので、副ゼミ長の石田君に運営の代行を頼んでいる。気のせいなのか、この頃、若者たちが体調を崩して授業を休むことが多くなった。
わたしの記憶だと、体調不良(風邪など)でゼミを休む学生は、かつては(10年前まで?)一日平均で1人いるかいないかだった。統計データをとったことはないが、ゼミ長が記録を残しているはず。試みで尋ねてみようと思っている。おそらくは、今年に入ってから、体調不良で平均2~3人は休んでいるはずだ。
ところで、私自身も若いころ、しばしば風邪を引いていた。原因はわかっている。タバコ(ビタミンCの破壊)とアルコール(二日酔い)が原因だった。だから、いまの若者を非難することはできない。できれば、しっかりと生活を管理できれば、ゼミを休む確率が低くなることは、私の若い時の経験からも保証できる。
わたしは、幸運にも、29歳でタバコをやめることができた。米国留学のはじめのころで、物理的にタバコを吸う環境を失ってしまったからだった。その副産物が健康になったことだ。それからというもの、風邪や持病(たとえば、歯痛や二日酔い)で授業を休むことがなくなった。
インスタグラムでも書いているが、法政大学勤続44年、34年間休講なし。最初の10年間は、自慢ではないが年に一回は風邪ひきで休講をしていた。学生に対しては胸を張って言える立場にはないが、それでも、30歳を過ぎてからは体調管理をしっかりしている。
風邪を引いて仕事(教室)をキャンセルすると、結局は約束を破ってしまうことになる。その結果、他者から信頼を失うことになる。いかに体調管理が大切かは、社会人になってみないとわからないが、学生であっても同じである。
うちのゼミ生に限ったことではないだろうが、いまの若者の方が簡単に休んでしまう傾向があるように感じる(小川仮説)。どうだろうか?具体的なデータは手元にないので、昔のゼミ長がこのブログを見ていたら、過去のデータを示してほしいと思う。
「いまの若者は、昔の子に比べて、病気に対する抵抗力が落ちている」というわたしの仮説は正しいだろうか?