ピロリ菌の除去検査日が、近づいています。当初の検査日(6月6日)を、週明けの6月12日(火)に変更しました。抗生物質の処方をしてくれたお医者からは、「バリウム検査のときと同じで、朝は水を飲まずに来てください」との指示が出ています。死刑宣告を受けるごとく、明後日は、白井聖仁会病院に超がつく緊張状態で出かけることになると思います。
そんなときに、今朝は、悪いニュースが飛び込んできました。従弟の近藤修二さん(妹の道子の旦那)から、「3度目の抗生物質投与でも、まだピロリ菌が除去できていない」という話を伺いました。「たいていの方は、最初の投与でピロリ菌はいなくなるものらしいですが、僕の場合は、、、」と悲観的なシナリオを修二さんから伝えられました。他人事ではありません。
修二さんは、循環器が専門のお医者さんです。ご自分の子供のころの家庭状況や、今回の3度の抗生物質の投与記録などのデータを示してくれました。お酒好きな修二さんは、二回の投与時にアルコール絶ちをしないで抗生物質を処方していたらしいのです。そこはノンアルで禁欲的に過ごしたわたしとはちがうところです。
とはいえ、「4度目の薬剤投与を考慮中」の人が身内にいたという情報に、昨日までは前向きだった気持ちが後退しかけています。そうなのですが、ここは平均的な除去の可能性(約70%の一次除去成功確率)にかけてみたいと思っています。
そもそも、「二回目までにピロリ菌を除去できる可能性が90%」という医師からの情報を信じていました。除去確率が高いことを知って、ピロリ菌退治に取り組む決断をしたわけです。一回目が7割、二回目の成功確率が9割。うまく除去できれば、将来の胃がんや十二指腸潰瘍のリスクが大幅に下がる。処方前はとても楽観的でした。
昨年の定期健診から、バリウム検査の画像(診断は、胃壁が薄くなって胃がもたれ気味)を見た医師に、ピロリ菌の検査をすすめられました。この際、血液検査をしてみるか。怖がりなわたしにしては、思い切った決断だったのです。
ところが、修二さんの現状(=惨状)を知るにつれ、二日先の「呼気法」によるピロリ菌の生存検査がなんとも辛い体験になりそうなのです。気持ちが大きく落ち込み始めています。
しかしながら、宣告日(6月20日)に向けて、良い情報もあります。実は、ピロリ菌除去剤のランサップ800を投与してからというもの、胃腸と大腸の動きが良い方向に変わってきているのです。一瞬だけ胃壁が痛むことがありましが、それ以外は、これまで長らく苦しんできた胃のもたれや消化不良がなくなりました。
おそらく考えられる理由は、ピロリ菌が消えたことです。少なくとも診断が下りるまでの10日間は、前向きに考えてみたいと思っています。いい大人が、なんともだらしのない心理状態にいるものです。
周囲を見渡すと、わたしの年齢の友人・知人たちは、病人ばかりです。わたしのように、予防のための検査をしているのは、まだましなほうなのかもしれません。そう思って、2日後に備えようと思っています。