10年間、休むことなく走り続けてきた東京マラソンを今年も完走した。45歳でフルマラソンをはじめて、完走回数が50回に近づいている。今回は4時間半切りを狙ったが、膝の怪我や腰の負傷に悩まされ、練習不足は否めず、かろうじて5時間を切れるタイムでゴールして10回目を終わった。
10年間のゴールタイムは、すべて4時間台。そのうち二回は、3時間台の記録だった(58歳と62歳のとき)。
しかし、去年(2017年)の年間走行距離は、1300KM台に落ちていた。この10年は、年間1800KM~1900KMを走っていたから、練習で距離が稼げていないことが明らかだった。今回は4時間半を切ること自体が無理な設定だったのだろう。
めげずに、近くの整骨院で骨盤を矯正して、またイチからの出直しになる。そして、再来月には、ハワイのホノルルでハーフマラソンを走ることが決まっている。今度は競争相手がいる。ローソングループの余田オーナー(FCを30店舗近く経営)と竹増社長(ローソン)。
余田オーナーはわたしと同じ年。60歳を過ぎてから、マラソンを始めたらしい。昭和26年、うさぎ年の生まれには努力家が多い。福島屋さん、大西バラ園さん、徳江さん、、、わたしたちは、「うさぎさんチーム」と呼んでいる。
それにしても、10年間、よくぞ途絶えることなく東京マラソンに参加を続けてこられたものだ。
当初3~5倍ではじまり、その後は10倍を超えるようになった抽選に当たったのは4回。一度も当たったことがない人が多数なので、かなりくじ運がよいほうだろう。スポンサーのご厚意での参加が3回。残りの3回は、今年のようにチャリティランナーとして走らせていただいた。
そろそろ66歳になり、年齢的にフルマラソンがきつくなってきている。東京マラソンの参加者分布をみても、60歳代は全体の3パーセント程度。わたし自身は45歳でマラソンをはじめて、もう十分に走り切った気もする。
ところが、昨日のこと、へとへとになってゴールしてから、「なんとか5時間以内でゴールできました!」と応援団にメールをした。すると、元大学院生の市村真納さんからは、つぎのようなメールが戻ってきた。
「お疲れ様でした。歩かず完走、素晴らしいです! 先生の頑張りが教え子たちの励みになります。ありがとうございます✨」
こんなメールをもらうと、あと少しだけでいいから、フルマラソンを継続してみようかと思ってしまう。オリンピック年の2020年まで。さて、来年の東京マラソン2019に、わたしはまだ走っているのだろうか。