学生たち6人と、のぞみ11号に乗っている。海の京都プロジェクトで、京都府から現地調査を委託された。京都駅からは在来線で、舞鶴、伊根、宮津(天の橋立)、京丹後をフィールドワークする。舞鶴で、依頼主の栗山さんから、海の京都観光についてレクチャーを受ける。現場に入る前の準備だ。
新幹線のぞみ11号、13号車15Eの隣、15Dには慶野夢が座っている。副ゼミ長の内山智博(15C)を挟んで、15Bにはインフル明けの矢島英がいる。三年で入ゼミしてきたときから、この2人は、(ゆめとはな)とセットで呼ばれている。
今回も、海の京都プロジェクトへの参加で、最初に手を上げてくれたのがこの2人だった。伊根や京丹後や天の橋立の写真を撮って、観光や食事などのアクティビティを提案するのだが、彼女たちの発想に期待したい。
内山と2人以外のゼミ生は、大戸恵、山崎大、大川真奈の3人。全員が三年生だ。
ここからの行程を紹介する。
本日20日、のぞみ11号、東京駅7時30分発、京都着9時48分着。在来線特急まいづる3号に乗り換え、10時25分発、東舞鶴駅着12時1分。
舞鶴で栗山さんと合流。レクチャーを受けて、赤煉瓦倉庫を見る。15時18分東舞鶴駅発、西舞鶴駅着15時24分。15時37分西舞鶴駅発、天の橋立16時24分着。
ここからは、路線バスにて移動。天の橋立17時18分発、伊根到着は18時17分。宿からバスがお迎え。予定では、舟屋、倉忠で夕食は19時ごろかな?
このお宿は、雑誌『海の京都』にも掲載されている。他の舟屋がモダンな造りになっているが、ここはクラシックでオーセンティックな宿のように見える。
しかし、東京から伊根まで、丸一日かかるのは、すごい。不便なところまで行くのが、鉄ちゃんの私には楽しみだ。
隣の席では、夢がスマホで、伊根の舟屋の食事内容をチェックしている。「まじ、宿の食事すごい!先生、お昼は調整しないと、大変そうてす」。夢はひとり、やや興奮気味だ。本日からしばらく、ゼミ生から、夢はわんすけ先生係!に任命されているのだろう。
そういえば、毎年、女子の中には、暗黙の先生担当がいるようだ。去年は、副ゼミ長の大庭美咲がわんすけ先生の係だった。