昨夜の忘年会のあと、物流改革プロジェクトの会議がJFMAの事務所で開催された。正式に第一回会合になる。三和陸運の井上社長(リーダー)、東日本板橋市場の樋口さん、東園生花の高橋さん。これに、松島事務局長が加わった。私と一緒で松島さんも二日酔い状態で、いつものようにホワイトボードのメモが取れていなかった。珍しいことだ。
それはともかくとして、クラシックの西尾社長と昭和花き研究会の菅家さんがメンバーに入っている。おふたりは本日は所用で欠席になった。
新しい執行部に代わってから、大きなプロジェクトが始動するのはこれが初めてになる。16年間続いた前執行部は、IFEX開催、MPS導入、花の日持ち保証、フラワーバレンタインと大きなプロジェクトに取り組んできた。今回は、わたしを含む数人以外は、若手の理事が増えて、平均20歳ほど若返った。その最初の取り組みが、花きの物流改革である。
約一時間半の議論は、とても有意義だった。ブレーンストーミング風の討議結果については、来年1月16日(火曜日)の新春セミナーで発表する。そのたたき台を作るために、1月の第二週に、第二回目の会合が予定されている。
簡単に議論の内容を紹介すると(以下は、理想的な進行を想定)、
(1)物流改革プロジェクトの試案を、来年(2018年)中に「事業提案書」という形にまとめる。
(2)2017年1月の新春セミナーで、プロジェクトの意義、物流改革の方向性を示す。
(3)その後、約半年をかけて「物流改革プロジェクト企画書(案)」をメンバーで作成する。
(4)日本全国5か所(福岡、大阪、東京、仙台、札幌)に「切り花専用の物流センター(TC)」の作ることを提案する。
(5)願わくば、2019年竣工、2021年にシステム稼働。
そうなれば理想的だが、その前に解決しなければならないのは、
(A)生産者、市場、輸送業者、販売者などの利害調整(ほとんど調整は不要と思われる、、、)
(B)事業規模にもよるが、出資者をどのように募るか?(約50億円?)
(C)農水省と花業界への提案をどのようにまとめるか?
の3点である。