走る前から、なんとなく悪い予感が。ベルリンは前夜から大雨。朝には一旦上がったものの、スタートの9時半からシトシトと冷たい雨が降り始めた。13度は寒くなく暑くもない気温だが、雨になると体が冷えてしまう。
4万人の参加者で、持ちタイムに分かれてサードウェーブまで。わたしは、第2ウエーブでGブロックからのスタート。
最初の5kmは抑えて、31分台で入る。ハーフまでは、ほほこのベース。中間点が2時間15分。このまま走りきれば、4時間40分くらい。思いきや、25kmから急に足が動かなくなる。
やはり、練習不足。ここまで2ヶ月はハーフのレースを走っていないのが響いた。どんなに遅く走っても、練習で長い距離を走ってないから、どこか体がついていかない。
案の定、28kmから歩いてしまう。しかも、雨で体が濡れているから、筋肉が硬くなっている。ふくらはぎに乳酸菌がたまって、足がつりそうになる。普通は、歩いたり走ったりするのだが、今回だけは全く走れなくなった。
なんどか立ち止まる。しかし、止まるとさらに体が冷えるから、足がつる原因になる。仕方なく、ゆっくり走り始める。28kmから35km地点までは、今までマラソンを走ったうちで、一番遠くに感じた。初めての経験。
30kmからは、1kmあたり8分。ほぼ歩きの状態に。ゴールタイムは、この時点で5時間が確定した。ブランデンブルグ門が遠くに見えた。5時間14分は、これまでにない悪いタイムだった。
練習不足を反省。来月の横浜に備える。しかし、ベルリンマラソンには、日本人がほとんど参加していない。本田の設楽くんが走ったようだが、6位に入賞したようだ。