今回は、少しばかり改まった気持ちで「巻頭言」を書いてみた。今は激動の時代の変わり目にあることを意識しながら、JFMAの過去と今と未来を見ているからだ。
先週の火曜日(7月11日)に、2017年度の「第4回JFMA理事会」が開催された。6月の総会で選出された新理事(継続も含む22名)のうち17名の方にご出席いただいた。
「理事会には7人の新任理事が参加した。三好、松村両副会長と共に、新生JFMAの雰囲気が変わったように感じた。」(松島事務局長の「Weekly Report」7月18日号から抜粋)。嬉しかったことは、遠藤顧問はもちろんのこと、退任された元副会長の伊藤顧問、元理事の柴田顧問にもご出席いただいことだ。夕方からのイブニングセミナーには、元副会長の守重顧問も出席して下さった。
多くの組織では、しばしば新体制が発足すると、旧執行部を支えてくださった方が完全に退かれてしまうものだ。それが、この度はとても良い感じで皆さんが協力して下さっている。今回の理事会とイブニングセミナーでは、会員の皆さんからの「JFMA愛」の深さを有り難く感じた次第である。
旧執行部時代の最近までの10年間は、事務局主導でJFMAを運営してきた。しかし、新任の副会長や理事に若手が増えたことを機会に、協会としての運営体制を全面的に刷新していこうということになった。これからの理事会は、「委員会」を中心に体制を組み換え、JFMAの新事業などは、プロジェクト方式で運営していくことになる。
私も、しばらくは会長を続けるが、これまでは取り組みたくともできなかった新しい事にチャレンジしてみたいと思っている。それは、「農水省」や「花業界」に向けたロビー活動である。「プロジェクトの成果を、例えば『提言書』という形で世の中に発信していきたい」と理事会の冒頭であいさつをさせていただいた。
以下は、松島事務局長がまとめて下さった「理事会の議題書」からの抜粋である(一部、小川が編集)。
(1)新しい委員会体制
①事業推進委員会(事業の収益性確保)に三好副会長、②組織強化委員会(認知拡大、会員獲得)に松村副会長、③インフラ革新委員会(花き業界への提言)に小川会長が、それぞれリーダーに選任された。
(2)プロジェクト体制の検討
理事会のディスカッションで検討されたプロジェクトの事例を列挙する。
①拠点物流検討プロジェクト、②人材育成プロジェクト、③海外情報プロジェクト、④中国杭州プロジェクト、⑤花き業界データ抽出・分析プロジェクトなど。候補に上がった以外にも、数件のプロジェクトに取り組む予定になっている。この件については、8月の理事会で引き続き検討の場を設ける。
尚、ここ数年欧州地区でテロが多発していたため、2年間休止していた「JFMA海外視察研修ツアー」を2018年1月末に再開することなった。今回は「フランス・ドイツ・スペイン」を訪問する。新しい知識の獲得と、会員同士の新しい交流の場にしていきたい。