不揃いの玉ねぎ

 シェアガーデン@八街市から、収穫されたばかりの玉ねぎが3箱、大学の研究室に届いた。一箱が10KGだ。予想の通り、段ボール箱から出てきた玉ねぎは、見事なばかりに不揃いだった。昨年10月の雨の日、千葉県の八街農業で学生たちと幼苗を定植した。BBQのおまけつきの2時間の作業だった。

 

 わたしたち素人の作業員が植えたせいなのか?その後、栽培の状態がよろしくなかったのか?あるいは、斉藤農場長が、販売・出荷に向かない、とくに不揃いな玉ねぎを梱包してきたせいなのか?真実がどれなのかはわからない。真実は、ちょっと怖くて聞く気になれない。

 箱詰めされた玉ねぎは、不揃いだが表皮はピンとしている。朝方、玉ねぎを炒めてみたが、しゃきっとして美味しかった。サラダの材料として、生でも食べられそうだ。今晩は、豚肉のカレーに使ってみようかと思っている。

 昨日はゼミの学生たちと事務室の職員さんたちに配った。割り当ての配給は、ひとり二個ずつくらいになったようだ。今朝は、大学院のマーケティング論の授業で、院生たちに配っている。たまたま日経MJヒット塾で、食品スーパー「福島屋」の記事が掲載されたので、その説明にも記事と玉ねぎを実物として使ってみた。

 

 附属の段ボールの中には、おまけが入っていた。温室で収穫したミニトマト、露地で丸々と生育したカブ、そして巨大なズッキーニ。カブの茎は青くてしっかりしている。炒めても食べられそうだ。

 学生諸君からは、食後の感想を聞かせてもらえそうだろうか。新玉ねぎはおいしいだろう。とらわけ、4年生の数人にとっては、実際に自分が植えた玉ねぎを食べるのだから。

 自分が出資した農園から届く野菜、しかもその一部は自分の手で植えたものだ。それだからなのだろう。なぜか特別な気分で野菜を見ることになる。