JFMAドバイ、ナイロビ、ロンドンツアー#6:EUに残留か離脱か?投票は6月23日

 おはようございます。お花と一緒に動いてます。ケニアの花が、ドバイを経由してロンドンまで。昨日は、その販売先のスーパーを観察していました。テスコ、セインズベリー、ウエイトローズ、マークス&スペンサー、アズダを視察。今晩、逆方向にまたドバイまで移動します。



 昨日は花売り場の視察の間に、街中をぶらぶら歩きました。いわゆる街歩きです。ランチは街中のパブで、例のフィッシュ&チップス。わたしは、ミートパイを注文して、松島専務とシェアしました。いつもの味です。笑

 街中の広場で、来週の6月23日に投票が行われるvotingに対する賛成反対のキヤンペーンを見ました。要するに、EUに残留するか離脱するのかを、決める投票です。両派が街中で、自派に投票するように街頭で訴えていました。
 残留はremainで赤、離脱がleaveで緑です。成熟した政治の国らしく、各派が整然と自説を述べ、和やかに選挙デモ活動が行われていました。離脱の背景にあるのは、若者の失業率が高いこと、自由貿易によって自国の労働が奪われていることに対する危惧です。テーブルの前に立っているのは、したがって、若者たちです。
 反対に、残留主張派の中心は、年寄りたち。離脱による経済の孤立を懸念しています。何れにしても、この投票結果が世界の動向に与える効果はかなりのものだと思います。これまでの路線で自由貿易の推進か、自主独立の分権的な経済社会に移行していくのか。

 アメリカはトランプが勝つにせよ、クリントン政権になろうが、モンロー主義的な傾向に移りそうな気配があります。日本の政治は、英国と米国の政治と選挙結果を見ながら、風見鶏的に世界政治の行く末をじっと眺めざるをえないようです。自国で単独決定できる立場にはないことだけは確かです。
 本日は、地下鉄とバスでロンドンの街中を歩いています。それにしても、貧富の差は激しくなっているようです。市内のあちこちで浮浪者が目立ちます。ディスカウント・スーパーのアズダ(ウォルマート)やドイツのリドル、アルディなどが繁栄しているのは、その証ではないでしょうか。
 貧しきものと保守派が、世界中で影響力を行使するようになってきている。そのように感じました。