幹事役の飯沼君からメールが届いた。12月6日に、大学のゼミ同期生の江良寿介君が亡くなった知らせだった。江良君とは、前年のゼミの集まりで会ったのが最後だった。元電通マンは闘病中だったらしい。飯沼君が、経済学部ゼミ同期一同の名前で生花を手配をしてくれた。
ちなみに、お通夜は昨日、本日(12月11日)の10時から葬儀が執り行われる。場所は、南池袋斎場(住所:東京都南池袋4-25-2)。わたしは、昨夜は原稿(読売オンライン)の締め切りで、とうとうお通夜に行けなかった。まだできていない。
本日は、「マーケティングサイエンス学会」の理事会があるので。ご本人の告別式には参列ができない。学会の開催場所は、汐留の電通である。不思議な因果だと感じてしまった。
江良君は、大学を卒業して電通に就職したからだ。その後、コピーライターとしてさまざまな賞を受賞している(らしい)。マーケティングを学問として選んだわたしは、その後にコピーライターとして彼が活躍していたことを知らないままで過ごしていた。
そのことを知ったのは、梅沢ゼミの同期会で20年後くらいに再会したときだった。江良君はそのときには電通を退社して、自営業に戻っていた。再会後に、それまでの経緯をたずねようとしたのだが、かれは詳しい事情を話したくなさそうだった。会社を辞めるにあたっては、いろいろとあってのことだったのだろう。
クライアントとのトラブル、上司との仕事での衝突、本人の仕事へのモチベーション低下。生き方の選択などなど。いまとなっては何もわからない。
昨夜は、なぜか夜中の12時に起きてしまった。おそらくは江良君のことを思い出したからだろう。寝付けないので、歌手の秋川さんの「千の風になって」をYou-Tubeで聴いてしまった。そして、重苦しい気持ちになってしまった。そう、卒業42年にして、はじめて大学のゼミの同期が逝ったからだ。
わたしにも、いつお迎えがくるのだろうか、、、
わが同期生の江良寿介君、安らかに眠れ、、、
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「千の風になって」
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
吹きわたっています