花を贈る男性の意識が変わった。日本の花の消費にドラスティックな変化が!

 今日は、「フラワーバレンタイン」のキャンペーンに関わってきた人たちの努力が報われる日になった。本日、花の国協議会が、「若い男性の花に対する意識と行動が大きく変わったこと」を、データとしてリリースするらしい。5年前にはじまったフラワープロモーションが実を結んだ。



 「花の国 協議会」の事務局、小川典子さんから、先ほど以下のようなメールがわたしのもとに届いた。データと一緒に、さっそく紹介することにする。

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小川先生、青木様

(前略)

 さて、先日先生にはJFMAでお目にかかった際に「速報です」とご覧いただきましたが、本日12時に、11月上旬に行いました調査のニュースリリースを配信いたしましたので、お送りさせていただきます。
 今までの私たちの努力が報われるような?!大変順調で面白い調査結果となっています。

 花贈りを「恥ずかしい、照れくさい」と感じる男性が激減し、そのかわりに「楽しい、わくわくする」と感じる男性が42.4%に上昇しています。過半数越えも見えてきました。
 また、直近一年の花購入者は全体で女性よりも男性の方がわずかに多く、20代男性に関しては6割以上が購入している、という結果になり驚きです。

 まだまだ少ないとはいえ、バレンタインデーに花を贈っている男性の%はホワイトデーに並び、いい夫婦の日や愛妻の日よりも先行しています。フラワーバレンタイン当初は、バレンタインデーをやったらホワイトデーが下がる、との懸念が業界内にありましが、実際に店舗でも相乗効果が認められていた中、今回の数値はそれを裏付けるような内容になったように思います。
 これらの男性の意識の変化や購買行動の変化、全てがフラワーバレンタインのなせる業とは思いませんが(少なくとも20代への直接的な努力はしていないので)、多少なりとも好影響があるようでしたら嬉しい限りです。

 小川先生のブログやJFMAニュースの巻頭メッセージにも期待して・・・リリースをお送りさせていただきます。
 次回のフラワーバレンタインもどうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。

 花の国日本協議会
 小川

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 以下は、ニュースリリースの内容になる。

 報道関係各位
 2015 年12 ⽉1⽇ ⼀般社団法⼈ 花の国⽇本協議会

 第3 回 <花と恋愛の相関図> 全国男女1,000 人の花贈り意識調査
 日本人男性の花贈り心理が年々ポジティブに変化中!
  ~男性の「花贈り」は「楽しい、わくわくする」が42.4%に上昇、
  20 代女性の3 人に1 人が花をもらうと「相手を好きになる」~

 ⼀般社団法⼈ 花の国⽇本協議会(東京都中央区、理事⻑:井上英明)は、全国20 代〜50 代の男⼥1,000 名を対象に「花贈り」に関する意識調査(インターネット、期間:2015 年11 ⽉上旬)を実施いたしました。

 ■調査結果概要
 男性の花贈りを啓発する「フラワーバレンタイン」の普及に向け⾏っている意識調査<花と恋愛の相関図>は、今年で第3 回⽬となります。第1 回、第2 回と⽐べ明らかになったのは、年々男性の“花贈り”に対する抵抗感が薄れてきているとみられる結果が出ていることです。特に、若年男性を中⼼に花を贈る⾏為が徐々に浸透しているとみられます。また“花贈り”は「楽しい・わくわくする」といったポジティブな感情を持つ男性も増え、「バレンタインデー」に花を贈っている男性は、調査開始以来最も多い数値となりました。
 また⼥性は、花をプレゼントされると「うれしい」だけでなく、「相⼿を好きになる」「相⼿を⾒直す」という相⼿に対するポジティブな感情を抱く⼈が多いのですが、その数値も年々向上しており、花を通じたコミュニケーションは、男⼥間の良好な関係性を⾼めていく有効な⼿段であることが鮮明に分かってきました。

 ■主な調査結果
(1)男性にとって、花贈りは「楽しい・わくわくする」もの!「恥ずかしい・照れくさい」は減少し、少数派へ!
 「花贈り」という⾏為に対し、「楽しい・わくわくする」というポジティブな感情をもつ男性は回を増すごとに増え、今年は42.4%となりました。昨年の38.6%から約4ポイント増加、⼀昨年の34.2%からは8ポイントも増加となっています。中でも、20 代男性の51.2%が、「花贈り」を「楽しい・わくわくする」と回答しています。
 男性⾃⾝の「花贈り」に対する気持ちは確実に変化しています。⼀昨年の第1 回⽬では、「花贈り」は「恥ずかしい・照れくさい」と回答した男性が45.2%と多かったのですが、昨年は40.6%と4.6 ポイント減少、そして今年は昨年から8.8 ポイントも減少し31.8%となりました。男性の全ての世代でその傾向が⾒られ、男性も「花贈り」や花のあるコミュニケーションを楽しみ始めている様⼦が分かる結果となっています。では、⼥性が花をもらう時の気持ちはどう変化したのでしょうか。

(2)花をプレゼントされる⼥性の84.4%は「うれしい」「相⼿を⾒直す」「相⼿を好きになる」と好印象!
 20 代⼥性は、3 ⼈に1 ⼈以上が花をもらうと「相⼿を好きになる」と回答(昨年は4 ⼈に1 ⼈)!
 ⼥性は、記念⽇やお祝い事に花をプレゼントされると84.4%が「うれしい」「相⼿を⾒直す」「相⼿を好きになる」のいずれかの感情をもつことが分かっています。これは、調査を開始した⼀昨年から変わらず⾼ポイントです。また今年特徴が⾒られたのは「相⼿を好きになる」という感情をもつ⼥性が、昨年の16.2%から6.2 ポイント増加の22.4%になったことです。特に20 代⼥性では37.6%が「相⼿を好きになる」と回答(昨年は24.8%)しています。「花贈り」が恋愛の過程において⾮常に重要な位置づけであると考えられるのではないでしょうか。
 また「相⼿を⾒直す」と回答した⼥性は25.6%で昨年から5.2 ポイント増加しています。⼀⽅、花をプレゼントされて「うれしい」と感じる⼥性は70.8%で昨年⽐5ポイントの減少です。これは単に「うれしい」というだけの感情から、花をプレゼントしてくれた相⼿に対して具体的な感情を持つように変化したとも捉えられます。
 また、男⼥ともに、花をもらう瞬間を「うれしい」が最もポイントが⾼くなっています。
男性は「恥ずかしい」が18.8%で⼥性よりも5 ポイント⾼く、⼥性は「ビックリする」が24%と男性よりも7.8 ポイント⾼い結果となっていて、男⼥それぞれの特徴を⽰しています。このいずれかを選択した女性=84.4%

(3)「誕⽣⽇」に花を贈る男性は依然多く、「バレンタインデー」「ホワイトデー」に花贈りする男性が年々増加!
 「バレンタインデー」に花を贈る男性は、⼀昨年は5.4%、昨年は7.2%でしたが、今年は9.2%となり「ホワイトデー」と並びました。「ホワイトデー」も昨年から0.8 ポイント増加しています。「バレンタインデー」との相乗効果が表れたとみてもよいかもしれません。また、1 位の「誕⽣⽇」や2 位の「結婚記念⽇」など、パーソナルな記念⽇だけではなく、世の中のイベント⽇に「花贈り」を実践する男性が増えているということは、これまで以上に気軽な気持ちで花贈りにチャレンジする男性が増えているともいえます。

(4)過去1 年以内(2014 年11 ⽉〜2015 年10 ⽉)にプレゼントに花を購⼊した20 代男性は60.8%
 過去1 年以内に花を購⼊した男性は41.2%で、⼥性の40.4%よりも⾼い結果となりました(昨年は男性が28.8%、⼥性が33.6%)。性別・年代別で⾒ると男性20 代が60.8%と突出して最も⾼ポイントです。花を購⼊する頻度は、男⼥共に増えていることが分かりましたが、男性が特に多くなったことが分かります。

 当協議会では、2010 年11 ⽉の「フラワーバレンタイン推進委員会」の発⾜以来、多くの男性の花贈りやそのパートナーの⼥性を⾒守ってまいりました。男⼥の花贈りに関する意識調査『花と恋愛の相関図』は今後も、男⼥間における「花贈り」が互いの関係構築においてどのような相関性があるのか、本調査の具体的な数値にて毎年レポートしてまいります。

■調査概要
調査⽅法 :インターネット調査
調査期間 :2015 年11 ⽉6⽇〜10 ⽇
有効回答者数 :1,000 ⼈
回答者の属性 :20 代25.0%、30 代25.0%、40 代25.0%、50 代25.0%、
男⼥内訳 :男性50.0% ⼥性50.0%

■⼀般社団法⼈ 花の国⽇本協議会 概要
花き業界の有志により編成され、2010 年に発⾜した「フラワーバレンタイン推進委員会」が、2014 年7⽉に⼀般社団法⼈ 花の国⽇本協議会となる。男性から⼥性への花贈りを啓発するプロモーション「フラワーバレンタイン」をはじめ、年間を通じ、花き業界および異業種との連携によって、花や緑が⾝近にある⽇本⼈のライフスタイルを実現させるプロモーションを企画。今秋より、ホームユースの消費拡⼤を推進する「WEEKENDFLOWER」企画を全国で本格展開。

理事⻑ : 井上英明(株式会社パーク・コーポレーション 代表取締役)
所在地 :東京都中央区東⽇本橋3-6-17 ⼭⼀ビル4F
(⼀般財団法⼈⽇本花普及センター内)
設⽴ : 2014 年10 ⽉10 ⽇
URL : http://www.flower-valentine.com/

※12 ⽉10 ⽇(⽊)フラワーバレンタイン2016 版をグランドオープンの予定