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Vertical Farming: ひさしぶりで、オランダ発の園芸関係の記事を紹介します。

NEW!ワーヒニンゲン大学から情報が、HortiBiz(2019-02-12)に転載されていた。タイトルは、"Millions for vertical agriculture and more"(Wageningen University&Research)。略称はWUR。米国の3つの農業大学(UCデイビス校、オハイオ州立大学、コーネル大学)と並んで著名な農学部がオランダには存在する。

 3つのプロジェクトが、NWO(オランダ研究協議会?)からの研究助成金を得たというニュースリリースである。そのうちの二つは、ワーヒニンゲン大学が独自で獲得したファンドである。タイトルにもあるように、800万ユーロ(約10億円)を獲得した「SKY HIGHプロジェクト」は、実質的には、LED照明を使った植物工場への研究助成である。
 欧州ではドイツのINFARMなど、民間でも植物工場の事業化が進んでいる。にも関わらず、オランダ政府が植物工場の研究に追加資金を供出し続けている意味を考えてしまった。なぜなのだろう?日本と同様に、Vertical Farmingは、いまだ赤字で効率が悪いのだろうか。
 むしろ注目すべきは、二番目の動物福祉を考えた畜産の方法改善への資金援助である。オランダでは、養豚が盛んである(ただし、幼豚に限定)。飼い方を改善するニーズはある。養鶏に関しては、ゲージ飼いと放し飼いの中間に、新しいやり方が発明されたと聞いている。
 米国発のニュースだったが、オランダではどうなのだろう。三番目の研究助成は、オランダらしく水の循環利用に関するものらしい。つい忙しくしていると、こうしたニュースを覗いて見ることがなくなってしまう。注意していないと、先端的な農業の流れから置き去りにされてしまう。
 そういえば、昨日は、国立情報研究所の新井紀子教授と、「米原プロジェクト」の件で面談を機会を得た。農機具メーカーのヤンマーや自動車部品のデンソーと組んで、滋賀県の米原市がIoT先端農業に取り組もうとしている(新井先生はアドバイザー)。しかし、通常の植物工場の研究開発では新味はないのだろう。先端農業と地域開発に興味を持っているわたしに、アドバイスが求められているらしい。
 面談後にメールをいただいた丸山さん(日本総研、米原市役所)によると、
  
 現在、米原市では「AI/IoTドリブンな先進農業システム」を活用し、従来の専業農家向けの農政施策と並行しながら、「持続的なエリアの農業の実現」と、「耕作放棄地を含めた低稼働の地域の土地の有効活用をきっかけとした移住定住増加」、「先進農業を実証フィールドとした新しい産業誘致・創出」などを推進すべく色々なチャレンジをしております。
 本件もその一環であり、「日本一寂しい新幹線駅」前の再開発と連動して新しい取り組みを進めていこうと考えております。
   
 日本一さみしい新幹線駅(=米原駅)の前には、「広大な未利用地が広がっている」(新井教授)とのこと。この土地を利用して、先端的農業や定住エリアを開発しようとしている。わたしの興味は、絶滅が危惧されているワサビを保全するために、米原駅前の寂しい一等地に、「国際ワサビ研究所」を誘致することだ。
 このミッションのために、新井先生と丸山さんからの申し出を受けたつもりでいる。話は、あらぬ方向に展開しつつある。
  
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Millions for vertical agriculture and more
02-12-2019    19:45   |    Wageningen University&Research
 
The NETHERLANDS - Wageningen University & Research (WUR) is to receive more than €8 million from the Dutch Research Council (NWO) and participating bodies for two major research programmes, one involving tower garden systems using LEDs and the other focussing on improvements in the welfare of pigs and chickens. A third project, with WUR as a partner, is about sustainable fresh water management in the Dutch delta.
 
The recipients of the so-called Perspectief round 2019 funding were announced today during the annual ‘Teknowlogy’ event hosted by NWO’s Applied and Engineering Sciences domain.
Tower gardens using LEDs
SKY HIGH: Vertical farming, a revolution in plant production
SKY HIGH, a research programme led by Professor of Horticulture & Product Physiology Leo Marcelis, aims to bring about a revolution in vertical farming.
 
‘The increasing world population needs to be fed, while more and more people live in cities, there is often too little water, and we want our vegetables to have more and more nutritional value. By growing plants in layers on top of each other and illuminating them with special LED lights, you can produce fresh vegetables all year round, anywhere in the world, and under all weather and climate conditions,’ says programme leader Prof. Leo Marcelis.
 
Researchers working on the SKY HIGH programme will cooperate with lighting specialists, plant breeding companies, growers, horticultural technology companies, architects and food suppliers to make vertical agriculture systems cheaper and more energy-efficient. Another aim is to produce vegetables and herbs that taste better, have longer shelf lives and provide more nutritional value, while using the absolute minimum of water and fertilisers and no pesticides.
 
Click here to read the complete article. 
| Kosuke Ogawa | 15:18 | - | - | pookmark |

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