昨日は、神宮前にある「アールビーズ」(月刊「ランナーズ」の発行元)に学生を引き連れて押しかけた。来年度の学部ゼミで、フイールドワークの提携先になってもらうためである。その事前ミーティングだったのだが、橋本社長とは早速、雑談になってしまった。
わたしがランナーズの取材で、二年前に提案した「一歳刻みハーフマラソンランキング」が実現することになったことについてのお知らせだった。全国で開催されているハーフマラソンで、距離を正確に測っているといえるのは約100レース。その他の500のレースについては、きちんと距離が計測されていない。
ハーフマラソンの一歳刻みラインキングをサービスするには、まずは、正確な距離計測からはじめなければならないのだそうだ。この話は以前から聞いていたが、「陸連がどんなふうに対応するかが心配」(橋本社長)との懸念もあったので、わたしは実現はかなり先のことになると睨んでいた。それが、どうやら来年度かららしい。
これで、フルマラソンに固執することはなくなった。65歳でフルは引退して、ハーフに専念してもよい。それくらいの気持ちに切り替わるランナーも出てくるだろう。そして、マラソンそのものを長く続けられる動機にもなる。わたしの提案が、マラソン業界に貢献することになりそうだ。
ちなみに、ランナーズの大会エントリーは、これもわたしからの申し入れで、カード入力が簡素化された。そして、そのうちに実現してほしいのだが、ランナーのための「全国お風呂屋さんマップ」の作成である。
ゼミの学生にそれをやらせようと思ったのだが、橋本さんからは、「若い人にお風呂屋さんはないだろう。年寄りのためだわ」といさめられた。せっかちで元気な社長さんだ。来年から、さっそく、フィールドワークを受け入れてもらえることになった。
RBSが入居しているこのビルの1Fには、顧問をしている「レッグス」も入居している。どちらも法政大学出身の社長さんだ。「法政大学企業人ビル」と建物名を改称してはどうだろうか?