マーケティング論の受講者諸君へ。テーマ討議2の課題は次のようになります。ユニクロの国内事業には飽和感がある一方で、アジア事業(とくに中国事業)は好調である。それに対して、ハニーズ(本社:いわき市)は、国内外ともに業績がやや低迷している。以下の二点をグループ(編成B)で議論しなさい。
<テーマ討議2> ユニクロとハニーズの海外(中国)事業
(Q1)2015年4月現在、ユニクロのアジア事業(とくに中国)は好調である。
アジア事業戦略の3本の柱は、方向性として今後も正しい戦略だと思うか?
1 ファッションやデザインより、素材、品質、機能性にこだわった独自商品の開発
2 アジアで圧倒的なNO.1ブランドになる
3 旗艦店によるブランドビルディング(話題作りと圧倒的なプレゼンス)
こうしたユニクロの海外戦略は、欧州の競合2社(ZARA、H&M)や中国ブランド(トップ2社)と比べて、競争優位性があるだろうか?また、中国以外のアジア市場でこの戦略は有効だろうか?
(Q2)中国に日本企業として最大の店舗網を持つハニーズ(本社:福島県いわき市)は、2014年1月に中国事業の拡大を一時停止することを発表した。同社の月次報告によると、既存店(中国)の対前年度売上高は、80~85%となっている(2015年は90%~100%に回復している)。同社の中国事業が低迷している理由は何か?復活のためにはどのような方策が考えられるか?