映画「舞妓はレディ」(周防監督作品)を観て、京女の西尾久美子先生を思い出した

 先週の南米ツアーから帰るデルタ航空の機内で、「舞妓はレディ」(周防正行監督作品)という映画を見る機会があった。連想ゲームで、舞妓さんの育成を研究テーマにしている西尾久美子先生(京都女子大)のことを思い出した。ある意図があって”リマインドメール”を先生に宛てて送った。



 この7月に、西尾先生とメールを交換していた際に、娘の知海(京都のホテル勤務)が京町屋を探していると伝えてあった。実は、最近になって、娘は嵐山にある小さな家(中古物件)を購入することになった。親父としては、少しだけお祝い金を積んだ。どうやら、3Fにある屋根裏部屋を宿泊施設として貸していただけるようだったからだ。
 経営学部の宇田川(勝)先生の退職祝いの懇親会でのこと、西尾先生にはいささか押しつけがましいリクエストをしていた。
 「京都に居場所ができたら、娘の母校でもある京都女子大で、”サービスマーケティング”のような講座をもってみたいです!」。そんな夢のような話をしていたものだが、これにて、物理的にはその夢が実現できるベースが整ったわけだ。西尾先生は今年度、法政大学でサバティカル(研究休暇)の一年を過ごしていた。
 そろそろ京都に戻られる頃ではないかと思い、リマインドのメールを送らせていただいたのだった。

 ちなみに、「舞妓はレディ」はかなりおもしろかった。一緒にJFMAツアーに同行していた会員メンバーも機内で、みなさん喜んで観ていた。実によくできた「ミュージカル作品」だった。「専門家の立場から、そのように評価してよろしかったのでしょうか?」がわたしから先生への質問でもあった。
 
 <ウイキペディア>の引用
  『舞妓はレディ』(まいこはレディ)は、2014年9月13日公開の日本映画。監督は周防正行。主演の上白石萌音演じる地方出身の少女が、京都の架空の花街・下八軒で舞妓を目指す成長物語を、歌とダンスを交えたエンターテインメント作として描く。タイトルはオードリー・ヘプバーン主演で映画にもなったミュージカル『マイ・フェア・レディ』のもじりである。
 公開同年の7月2日にはフランス・パリで開催されるJapan Expoに招待作品として出品[3]。第38回日本アカデミー賞で最優秀音楽賞を受賞したほか、上白石がいくつかの新人俳優賞を受賞した。

 ここからは、わたしから先生に送ったメールの内容である。

 「(前略)京都の娘宅は、このあと町屋風にリフォームをするようです。西尾先生が京都に戻られましたら、一度、娘の家に宿泊がてら、20年ぶりに京都女子大を見てみたいと思っています。また、先生が推薦していらした「真心」という割烹、先斗町にあるらしいですが、お導きいただければ幸いです。突如の思い出しメール、失礼しました。
 実は、老人ではよくあることなのですが、夜中に目が覚めてしまいました。まだ、時差ボケから回復していないようです。南米のブラジル・コロンビアは、いま夕方のようです。 小川より」

 昨日になって、西尾先生からお返事が届いていた。私信なので公開は控えるが、来年度早々に、京都女子大を訪問して、先生と食事をする約束ができた。やった! また、映画に対するコメントもいただいた。

 「あの映画は、上七軒のお茶屋さんが協力されていて、よくできていると思います。ミュージカル映画として、パロディーをこえて、楽しめました。実際、舞妓志望者は言葉や日本舞踊に苦労していますが、教育と努力で一年くらいで何とかなっていきます」

 また、お会いできますね。今度は京都で。