堀健一郎君の社長就任祝いの会、まる市@市ヶ谷

 昨日の社長就任パーティーの場所は、小川先生のプライベート・キッチン「まる市」だった。10名の院卒業生がお祝いに駆けつけてくれた。ありがとう!社長就任祝いはアットホームな雰囲気の会になった。イノマネの3期生が中心だったが、経営学研究科時代の学生も参加してくれた。



 つくづく思うのだが、自分が育てた学生が上場企業の社長に就任できたことは、もちろんうれしいことではある。しかし、それ以上に人生で重要なことは、就任を祝ってくれる仲間や同僚がいることである。それは、その人物の「徳」でもある。期待の大きさを測る物差しである。
 卒業生や同僚たちは、そのことに気がついているかどうかわからない。わたしは、弟子たちが著書を出版したり、弟子や後輩が新たなポストに就いたときは、ささやかながらお祝いの席を準備するように努力している。友人や同僚に祝ってもらえたことは、うれしいことなのではないだろうか?
 喜びの大きさは、パーティーの規模や参加人数とは無関係だと思う。

 私事ではあるが、わたしが2年前に還暦を迎えたとき、市ヶ谷の私学会館(アルカディア市ヶ谷)で卒業生や同僚から「還暦の会」を開いてもらった。もともと照れやなので、晴れがましい席は苦手である。だが、あのときは本当にうれしかった。
 出版記念や学部長・学科長への就任のときは、だれも激励してくれなかった(例外は、経営学部長を退任した時だが)。どんなにたくさんの本を出しても、完成したときはそれなりの感慨があるものだ。
 だからではないが、再三にわたって「還暦の会」の開催を辞退していたのだ。だが、卒業生や弟子たちに集まってもらうと、それはそれでうれしかったのだった。

 堀君からは、今朝方、お礼のメールが来ていた。やはり、とてもうれしそうだった。社長の仕事はこれからがたいへんだろう。新しい事業の構想は、昨日たっぷりと聞かせてもらった。わたしも、早めに「カラオケの鉄人」に行って、売り上げに貢献しなければ。