昨日の「夢の島ベジタブルマラソン」(ハーフの部)は、1時間49分59秒で完走した。男子総合401位(1167人中)。第2ウエーブ(5分遅れ)で走り出したから、実質的には300位くらいだろう。これで、4週連続のエントリーになる。
埋立地の運動競技場で行われるマラソン大会(第一回) が、なぜ?ベジタブルなのか?はじめは皆目見当もつなかかった。しかし、走ってみて納得した。参加賞が、すべて野菜だったからである。
走る前に参加賞を取りに行ったランナーのひとりが、スタートラインで人参を持っていたのでわかったのだ。彼は、生の人参を場端のように持って走ろうとしていた。走る前に、人参をかじってからスタートするつもりでいたらしい。
そこでわたしは、「(お馬さんのように、)人参を前にぶら下げて走ってみては?」とアドバイスしてみた。周囲のランナーたちから、どっと笑いが起こった。
第一回なのだが、この大会は運営が非常に上手だった。エイドステーションには、無駄な水や給食が置かれていない。5KMごとと、最後の残り4~1KMまでの1Kごとの距離表示がしっかりしている。
危険なカーブには人が立っていて、段差があったり、滑りやすくなっているコーナーではマイクで呼びかけている。雨で走りにくかったが、タイム計測もスムーズである。
完走後にはすぐに着替えができた。ロッカーは、ワンコイン(10円)である。シャワーの利用も可能である。更衣室も、思ったより清潔である。
この大会は、来年から人気になるだろう。若い男女(20代~30代)が非常に多く参加している。ただし、走路が狭いのが欠点である。これ以上の参加者数では、ぶつかって危険になるだろうな。
走り終わってから、少し離れたところにあるBBQ会場では、福島応援隊の農家さんが、野菜を配布していた。参加者にトン汁を振る舞って、エコバッグを手渡してくれる。
ランナーたちは、自分で野菜を選ぶことになる。ただし、選べる種類と個数が指定されている。ジャガイモ3個、タマネギ2個、ニンジン1本、ホウレンソウ1束、野菜ジュース1本、ニンニク1個。忘れていたが、バナナ1本とポンカン1個を選んで詰める。
レース中は、エイドステーションで、塩むすび、バナナ、イチゴ、ミニトマトが食べ放題である。Tシャツより、野菜のほうが絶対に実用的である。すべて福島産の野菜だっが、だれもシーベルトを気にしない。
帰宅してから、福島産の野菜をどんな風に調理しようかと考えて、新木場駅で京葉線の下り電車に飛び乗った。メニューを考えているうちに、うっかり南船橋からさらに先まで乗り過ごしてしまった。最終の海浜幕張まで。いやはや、蘇我行きの電車でなくて、よかった。
電車の中で考えていた夕飯のメニューは、カレーライス、ビーフシチュー、クリームシチュー、焼き肉、あるいは、すき焼きだった。ここで、クイズである。
みなさんは、福島産の野菜が何に化けたと思いますか? 昨晩のわが家の食卓を当ててください。