駅伝の心理学: それにしても、箱根駅伝2020、青学は強かった

 残念ながら、わが法政大学は3年ぶりでシード落ちとなった。佐藤君のような主力選手が、怪我でエントリーメンバーから外れてしまっては致し方がない。おもしろいもので、箱根の山下りの復路で繰り上げスタートになると、選手たちはがぜん走る気力をなくしてしまうようだ。駅伝の心理学だ。

 

 先頭集団を走っている間は緊張感が持続できるのだろう。ふだんより好記録を達成する選手が続出する。しかし、いったん後ろに退いてしまうと緊張感を失くしてしまうのか、好選手も並の走りになってしまう。ここが駅伝の不思議なところだ。

 今年の法政大学は、その典型だったような気がする。出雲駅でや全日本でもそれほど悪い順位ではなかった。それが、たったひとりのエースの欠場が、他の選手に沈滞感を与えてしまう。もし佐藤君が順調に走れていれば、5区の青木君の活躍の場が見られたかもしれない。往路を一桁でゴールできていたかもしれないのだ。

 結果は、予想通りの展開になってしまった。総合15位。来年の法政は、予選会からのゼロスタートになる。メンバーも大きく変わるだろう。見たところ、下級生で大活躍できそうな逸材が見当たらない。厳しい2021の箱根駅伝になりそうだ。それでもそれでも、夏以降に期待だ。

 

 それにしても、ナイキの厚底シューズ(ズームフライ)のおかげなのだろう。ほとんどの区間で、箱根駅伝の区間新記録が生まれていた。青学の優勝タイムは、総合で昨年までの最高記録を10分近く短縮している。2着の東海も総合では新記録達成になる。3位以下のチームでも、数年前ならば優勝できたタイムだ。

 わたしも、昨年からアシックスの薄底から、ナイキの厚底シューズに履き替えている。たしかにバネがあるので、「もっていかれる感覚」がある。9月開催の一関国際ハーフでは、2時間を楽々クリアすることができた。ただし、注意すべきは、わたしのような力のないランナーでは、ハーフ(21K)までは記録が伸びるが、フル(42K)となると逆効果になることもある。

 一関国際に味をしめて、11月の岡山マラソンでも同じ走り方をしてしまった。20KM地点まで、2時間5分前後の通過タイム。やはり早すぎたようで、29KM地点で両足を痙攣してしまった(20分間走行を中断)。コムレケアを25KM地点で、飲みこもうとした2粒を落としてしまったことも心理的な原因ではあったが。

 それにしても、遅いランナーは、前半を早く行き過ぎることに留意のこと。後半のダメージが大きくなる。結果は、見ての通りだ。

   

 次回の赤羽ハーフ(1月19日)は、ズームフライを装着するつもりだが、12回目の東京マラソン(3月1日)は、カスタムメイドのアシックス薄底に戻して走る。完走を目標にゆっくりめで走る作戦だからだ。ズームフライは、ゆっくり走るランナーにとっては、ややバランスが悪いシューズだ。

 結論。走力を考えて、シューズは選択すべきだろう。ナイキのシューズは、靴底にバネがはいっている感覚になる。どうしても早く行き過ぎてしまう。スピードのないランナーには、不向きだと思う。

 

 ところで、2020年1月~2月は、月間走行距離で200KM超えを目標にしている。練習は元旦のみ休み。2日から走り始めている。2日は、水元公園まで往復12KM。3日は、江戸川堤防から千葉側に渡って往復11KM(高砂駅前まで迂回コース)。

 そして、4日の本日は、白井の旧宅から千葉ニュータウン往復で18KM。合計で41KM。近年になく、快調なスタートとなっている。天候にも恵まれている。15KMを超えて走ると、気持ちがさわやかになれる。いろいろなことを考えることができるからだ。

 

 これから、次男の家族と6人で三郷の「焼肉キング」に行く。神戸の長男に連絡したら、神戸組も焼肉キングに行くらしい。本当は、高砂滞在中に三家族で、松戸の焼肉キングに行く予定だった。さらが風邪でダウンして実行が叶わず。神戸と三郷の焼肉キングから、LINEで連絡を取り合うことになりそうだ。