IMマーケティング論 2015年6月4日
●テーマ討議3 課題
久松農園は、無農薬・多品種生産、旬の新鮮で高品質な野菜を高価格で直販するビジネスモデルで、「小さくて強い農業」を実践し、生き残ってきた。久松達央氏(株式会社久松農園 代表取締役)の講義を受け、以下の2つの課題について班ごとに考え、発表する。
課 題 1
小さくても収益性があり、人を引き寄せ、雇用を生み出す農業を作り出す「アンスケーリング」戦略には、どんな課題があり、どんな解決方法が考えられるか?
課 題 2
多様で、小さくても強い農家がつながったとき、日本の農業の未来形は、どうなっていくだろうか? 20年後、2035年の状況を想定せよ(20年後には、現在過半数を占める65歳以上の生産者が、農作物を作れなくなる)。
ヒ ン ト
① 久松達央×小川孔輔 『WEDGE』対談
「マクドナルドの失敗が告げる『戦後モデル』の終わり(前篇)なぜ「小さくて強い農家」が若者を惹きつけるのか 」
(前編)2015年05月28日(木) http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5020
(後編)2015年05月29日(金) http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5022
② 松尾雅彦『スマート・テロワール』(学芸出版社)
一つのヒントは、元カルビー社長の松尾雅彦さんの「スマート・テロワール」(農村自給圏)のモデルである。スマート・テロワール構想は、農業を多品目あるいは農畜複合経営で展開し、日本全国に地域自給圏を広げていこうという構想である。食料・住宅(木材)・電力は地産地消し、地域ユニット内で物質・産業・経済循環を行う。水田や休耕地は畑地に転換し、域内の工場で加工する。
これ以外にも、代替的モデルはたくさんある。いろいろな本、記事などを読んで、考える。
発 表 日
2015年7月2日(木) マーケティング論(2時限目)