昨日から、真剣に悩んでいる。書名についてである。いったんは、東洋経済の編集者からの提案で、『マクドナルド 失敗の本質』に変更したのだが、マックを取り巻く環境が激変したいまは、むかしのタイトル『マクドナルドの時代は終わった?』に戻したほうがいいのではないか?
その気持ちになってもいるのだが、ここは刊行リスクもある。終わってもいない会社(現存している企業)を「終わった」とするのは表現の問題もある。
ただし、そもそもの本書の出版動機は、2001年に発表した「ファーストフード批判」にある。「米国発のFFビジネスはサステナブルではない」ことを、経営的な視点から指摘することには意味があるように思う。その象徴的な表現として、「マクドナルドの時代が終わる」とタイトルに価値はあるかもしれない。
みなさんは、どう思われるだろうか? この問いかけに対して皆さんから回答をいただくために、二週間前に「非公開」にしてある「連載(7回):マクドナルドの時代は終わった」を公開することにした。また、初期の企画書も、同時に一般に公開してある。
またしても、テレビ局や雑誌社からインタビューが舞い込んで来る確率が高くなるのだが、まあ、それはよしとしよう。