4月25日に、ユニクロ御徒町店がオープンした。朝日新聞(全国版)に、開店の記事が掲載されたらしい。記事を見た娘の知海(ともみ)から、わたしの携帯に衝撃的なメールが届いた。「ユニクロの御徒町の店長、小川知海って名前!同姓同名、はじめた見たよ!」
名づけ親のわたしも、「小川知海」という名前を他では見たことがない。しかも、どう考えても小川知海店長は男性のようだ。写真から判断するに、40歳前後の男子らしい。
ここで、おバカなことが起こった。たまたまなのだが、わたしが娘からメールを受けたとき、ともみの母親(まさえさん)が上野駅にいたのだった! わたしがしばしば行く居酒屋の「れんこん」に、友達を連れて行く途中だった。わたしから、オーナーファミリーの菅谷さん(お嫁さん)に、予約確認の電話を入れてあげた直後だった。
かみさんからは、おそろしいメールが入ってきた。「行ってみるべきかしら、、上野からは歩ける距離?」(かみさん)。「あっ、ほんとうに行くんだ。1KMくらいかな?」(わたし)。
そのとき、わたしは自宅で原稿を書いていたので、その後に何が起こったのかは知らなかった。どうやら、御徒町のユニクロまで歩いて行ったらしい。「れんこん」を予約した5時までは、30分くらい余裕があったとはいえ、わざわざである。小川店長に会いに行ってしまったらしいのだった。
あ~、20年前ならば、わたしがこれと同じ行為に及んだら、完全にバカにされていた。それがである。かみさんがご自分で、おバカをやってしまっている。これって、年齢というものだろうか、、
わたしは原稿書きをやめて、9時ごろに、サントリーの角瓶に入っているアルコールの液体を生協のOEMソーダで割っていると、かみさんが意気揚々と帰ってきた。ご報告があるらしい。鬼の首をとったように、小さな武勇伝の解説を始めた。
「御徒町店には、店長さんが数人いましたよ。その中の総店長が、同姓同名の小川知海さんでした。女子店員さんに聞いたら、小川店長は”会議中”らしくて、ご本人とは話せなかったわ!」
妻は立派に成長したものだ。これも教育の成果だろうか。次回は、わたしが上野の「れんこん」に行くときに、御徒町店に寄ってみることにしよう。
あまりの衝撃的な事件で、わたしもアルコールが入った勢いで、おバカをやってしまった。昨夜遅くに(10時ごろ)、かみさんと話し終わってから、ユニクロの柳井さんの秘書さん(Mさん)に携帯メールを打ってしまったのだった。
「こんばんは。(Mさん。)法政の小川です。ご無沙汰してます。昨日の朝日(新聞)に出た、御徒町ユニクロの店長、小川知海は、娘と同姓同名でした。娘からメールが来ました!」
朝方に、Mさんから返信があった。
「ご連絡ありがとうございます。小川先生のお嬢様と同姓同名とは光栄です。柳井にも申し伝えます」
さらに、わたしは、余計なことを考えてしまった。
「小川知海同士が結婚したら、お互いに夫婦で名前をどう呼び合うのだろうか?」(複雑な、、、)