ホワイトバレンタインから一夜明けて、たくさんのお礼のメールが

 4年目のフラワーバレンタインは、あいにくの雪になってしまった。しかも、二週間続いての週末の大雪である。首都圏の花屋さんにとって、期待していたほどには、売り上げが届かず。客足はさんざんだったろう。天候だけはどうしようもない。不運である。



 花配り(当日分の25束)をほぼ終えた後で、昨夜は、新宿でお祝いの会があった。ペガサスクラブの桜井多恵子先生が、4月から法政IM研究科の客員教授に就任する。そのお祝いを兼ねて、雪見酒である。ダイヤモンドリードマン社『チェーンストアエイジ』の千田編集長がアレンジしてくれた会だった。
 実は昼ごろに、こんな大雪だから中止にするのかなと思っていた。しかし、最後は強行突破となった。再設定が難しい多忙な5人が参加するからだろう。
 6時半に始まり、飲んでさわいで会話が弾んでいるうちに、新宿のガード下は雪がこんもりと。そうなっているのだろうなと思っていたが、外に出ると湿っぽい雪がどかどかと積もってしまっていた。結局、千葉の自宅には帰れなくなった。
 お店から電話すると、運よく、市ヶ谷のグランドパレスがあいていた。禁煙のツインがひとへやだけ。ラッキー! 自宅に持ち帰るように準備した花束を店でみなにさし上げて、タクシーに乗った。

 本日、これが幸いした。修士論文の面接の二日目。
 朝方、各地で電車が止まっていた。総武線や京成線などは完全にストップ。ふだんであれば、千葉からだと2~3時間かかって上京するところだった。それが、市ヶ谷駅の「サークルK」で傘をかわなければならなかったが、わが大学までは歩いてわずか10分だけ。朝方、モスバーガーに寄る余裕があった。
 他の先生たちは、乗換で3時間かかった人もいた。面接される側の学生も、3~4人は遅れて到着してきた。9時半スタートの予定が、実際には10時過ぎに面接を開始。いまは運よく、時間通りに二日目の面接が終わろうとしている。

 さて、いまメールボックスを開けると、昨日配った花束(フラワーバレンタインの28束)に対するお礼のメールが送られてきていた。女性たちの名前を伏せて、以下に紹介する。バレンタインに花束を贈った男の役得である。

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<現役の大学院生から>

小川先生
9期Kです。
いつもお世話になっております。
今日、フラワーバレンタインのお花をいただきました。ありがとうございました!
普段お花を飾るような余裕もなく、何かほっこり嬉しいです。
それでは最終発表会どうぞよろしくお願いいたします。

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<職員のAさんから>

今日も雨が強いですね。昨夜は遅くまでお仕事お疲れさまでございました。今日も気を付けてご帰宅くださいませ。朝食時 花を見ながら 目が覚めるようなフレッシュなピンクに少しだけ女子力あがりそうです。

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<静岡SCのMさんから>
*今年はお花を贈れなかったのに、昨年度の効果が翌年まで持ち越したケース(笑)

おはようございます!静岡は雨ですが、ここ以外はほとんどホワイトバレンタインですね。
去年静銀でのセミナーで、先生からフラワーバレンタインのお花をもらったのを思い出します。

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 東京は雪だったが、地方はそうでもなかった。以下は、フラワーバレンタイン、地方の反応である。

<北海道の知床から>
*新宿から帰れないとのメールに対して、、

 先生、無事に帰れました?
 バレンタインは、各店とも売り上げ、来店者数増えました
青山さんの様に人だかりにはなりませんでしたが、明らかにお店での販促と宣伝が効き始めました。

<山形の生産者から>
 地元メディアからも取材が… 盛り上がってますよ。
(ここに、フラワーバレンタインの取材写真が添付されていました)

 フラワーバレンタインは、4年目にして、首都圏中心の展開から地方に波及してきている。首都圏(東京)は、例年に比べて売り上げの実績はきびしかっただろう。しかし、雪の降らなかった地方の評判は上々である。来年、また頑張ろう。