「バナナを食べると花粉症が改善される」という研究結果が、筑波大学教授らの臨床試験で確認された。わたしは、28年前からスギ花粉症に悩まされてきた。年とともに症状は軽くなっているが、どんなに手を尽くしても根治はむずかしかった。だが、朗報が届いた。決定版はバナナだった。
来週、学会報告がされるらしいが、バナナが花粉症に効く根拠が記述されていた。
効能を疑うわけではないが、効果は本物だと嬉しいことだ。とにかく、スギ花粉やブタクサ・ススキ、ハウスダストには、死ぬほどの苦しみを経験してきたからだ。
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筑波大学医学医療系・谷中昭典教授らの研究グループは、バナナの定期的な摂食がヒトのスギ花粉症に及ぼす効果について、臨床試験を実施し、バナナ摂食が花粉症の自覚症状改善に効果があることを確認した。
バナナには、ポリフェノールなどの抗酸化物質や、生体の免疫反応を調整する作用のあるオイゲノールなどの香料が豊富に含まれている。そのため、バナナは生体に対して抗酸化作用(アンチエイジング)、抗炎症作用、抗アレルギー作用などを発揮する可能性があると想定されていた。
同研究グループでは、これまでに、スギ花粉抗原に感作(抗原に接触することで、アレルギー反応を起こすこと)した花粉症モデルマウスに対して、バナナを3週間経口投与する動物実験を行い、バナナを投与することにより、マウスのアレルギー反応が顕著に抑制されることを見出している(『まいなびうーまん』、11月29日(金)配信)。
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わたしは、マラソンを走るために、レースのときはバナナを大量に消費している。フルマラソンの時、バナナはレース中盤での栄養補給に最適である。スタミナの増強だけでなく、柔らかくて摂取量を調整できるバナナは、走りながらでも摂取できるところがよい。そのバナナが、花粉症に効果があるとは。花粉症患者たちには朗報だ。
一時期は、毎朝1本食べていた時期がある。かみさんの「バナナ・ダイエット」にお付き合いしていたのだが。このごろは、朝の食卓の「バナナスタンド」(こういう什器があるのだ!)に黄色いバナナがぶら下がっていることがなくなった。ダイエットブームは去って、連れ合いは「ホットヨガ」に切り替えている。
そんなわけで、食卓からバナナは消えているのだが、バナナが花粉症に効くなんて。再登場するときが来たのだ。今度は、わたしのためである。本日より、「バナナクラブ」を創設することにした。毎日バナナを食べる会だ。
長距離のマラソンで、バナナはスタミナの増強に効果があることはわかっている。この際は、一石二鳥である。さっそく始めてみよう。毎朝のバナナの摂取で、長い間苦しめられてきた花粉症から逃れられるかもしれない。
そして、バナナには抗酸化作用もあるようだ。アンチエージング効果で、生食用の「バナナ・サプリメント」の登場だ。