オランダ花市場の変調

 山本清子さんから、オランダ花産業の最近の動向を知らせるメールが届いた。欧州の花産業に変調が感じられる。対前年比で、オランダの花の売り上げが10%近くのマイナスに転じている。数量でも5%の減少である。どうしたことだろう?



 「とくに切り花が6月の売上げ高の期待を裏切った」 (2013年7月4日)
 *日本語翻訳は後程、修正します! とりあえず原文をそのままでアップします
 
 この6ケ月間の売り上げ高は、今の時期としての気候が良くなかったために苦しんだ。とくに切り花の価格が低かった。鉢物も損失を出している。

 6月は、昨年に比べて9.3%少ない売上げ高だった。数量でも5.1%の減少である。一本当たり単価の中値は、0.329ユーロであった。これは、去年と比較して1.6%の単価の下落である。天候がよくないために収獲が遅れ、これにより、ある産物の出荷に変動があった。
 6月の大量の供給により、切り花の中値に少しの重圧が掛かった。2012年6月より6%強の数量が減少し、切り花の売り上げ高は13.7%低くなった。
 平均的に、切り花は0.203ユーロを記録したが、これは去年よりほぼ2セント少ない数字である。入荷は、トルコキキョウ、切り花アジサイ、ユリがかなり減少した。
 これが、ユリに0.5セント多くの値を獲得させ、切り花のアジサイは、6セントであった。フリージアの入荷は8.8セントの上昇で、中値は、2012年と比べ2セント少なかった。菊は、遅れたロシアよりの需要に悩まされた。

 鉢物は、2%の数量が少なく、売り上げ高は、4.6%減少した。中値は1.56ユーロで、2012年6月より4.2セント低かった。目を引いた生産物は、フィカスと鉢物アンスリュームであった。これらは、それぞれ-20.3%と-18.8%というかなり量が少なく入荷し、値が上がった。鉢物バラ、鉢物アジサイは、頻繁に入荷したので、値に重圧をかけた。カランコエも厳しかった。

 花壇ものは、スペイン産のマーガレットが市場に多く出回ったのに、アジサイの入荷量が相当量少なかった。この月の花壇物の供給量は、去年の同じ月より最終的に17%強多く、売り上げ高も0.5%多かった。中値は、これにより1.01ユーロと16.7セント低くなった。

出典元;
© Vakblad voor de Bloemisterij