京都マラソン、黄砂と氷雨が降る中を4時間17分で完走

 京都駅から西京極競技場まで、臨時直通バスに乗り込む。乗客はわずか5人。事前申込が必要な切符制だったらしいが、わたしは案内パンフレットを見ていなかった。220円を払って乗せてもらう。


レースは、8時半のスタート。京都マラソンは、参加者が1万5千人。東京マラソンの3分の一の規模でも、それなりに大きな大会のはずだが、東京を走ったあとなので、印象としてはごくローカルな感じを受ける。

 例によって出たとこ勝負。事前にコースをチェックしていなかった。前夜にはじめてコースマップを見た。嵐山の辺りで、アップダウンが100mほど。そのほかにも、細かな上り坂やくだりが数箇所ある。意外にタフなコースだ。この時点で、目標タイムを4時間0分台から、10分台に切り替える。4時間切りはまず無理と判断。

 スタート時の天候はくもり。気温は14度。空は黄砂で曇っている。花粉を大量に吸い込みそうだ。西京極の競技場は満杯で、Fブロック以降のランナーは、補助競技場からのスタートになる。わたしはDブロックから。競技場を出るまでに、5分くらいのロスタイム。

 10K辺りまでは緩やかな上り坂がつづく。抑えぎみに走ったから、5KMのラップは、29分前後。15Kからの急坂も5Kのラップは28分台。中間点までは、2時間2分。ペースは悪くない。

 天気予報が当たった。20K過ぎたところで、猛烈に冷たい雨。体がいっぺんに冷えてくる。脱いでいた手袋を再び取り出す。30K付近、鴨川縁を下る辺りから足が重くなりはじめる。35Kまでの5Kのラップが31分までおちる。4時間10分台がぎりぎりに。38K地点で完全に足が止まる。東京のときより重たい。それはそうだ。まだ東京マラソンの疲れが残っているところに、冷たい雨と意外なアップダウン。

 最後は、ふらふらになりながらゴールイン。タイムは、4時間17分。やはり、10分は切れなかった。難コースのせいだった。

 これにて、2週間でフルマラソン二回という、無謀な計画を終える。4時間7分と17分の完走タイムは、61歳のマスターズランナーにしては悪くはないだろう。今年は、大会参加のペースを落として、年間20レース程度にする。帰りの新幹線に乗り込んだ。