本当にあった嘘のような話: 台風一過(たいふういっか)って、台風が一家でやってくること?

 台風18号と19号が、日本列島を横断していった。台風がまとまって(一家で)やってきたので、2週連続で列島は大荒れだった。さて、三人の子供たちが小さいころのことである。台風が通り過ぎて、昨日のように秋晴れになった。



 NHKテレビでアナウンサーが、「台風一過で秋晴れになりました」と話していた。それを聞いたいちばん下の子が、「おとうさん!、台風が家族でやってきて、大騒ぎしていったんだね」。
 思わず笑いそうになったのだが、まだ小学校1年生か二年生だった真継(次男)は、「一過」を「一家」と勘違いしたのだった。漢字を習いたての次男にはやや無理があることを承知で、「それは、台風が通り過ぎて行ったという意味だよ」と字を書いて説明してあげた。
 その説明でわかったかどうか、いまだに確認してはいない。だが、実にかわいい勘違いだと思ったものだ。

 この台風一過(一家)の話を昨日、何人かの友人(GFS)にメールしてみた。驚いたことには、大人たちの中に、いまでも「台風一過の漢字がわかりませんでした!」という猛者がいた。ほとんどが、子供のころは、やはり真継と同じ勘違いをしていたらしい。
 白状すると、わたしも実はそうだったのだ。そして、よくよくたずねてみると、小さい頃は、「台風がまとまって一家でやってくる」ので「台風一家」だと思っていたひとが多数派であることが判明した。
 古くは「野分」とも言うらしい。毎年、秋になって台風が通り過ぎていくと、「台風一家」のことを思い出す。そういえば、台風が来ると学校が休みになるのが楽しみだった。そして、一家で厳重に戸締りをしたものだった。
 「遠いむかしのことでした。おやすみなさい(絵文字)」と、夜中にメールの文を締めくくった。
 
 本日(10月15日)から17日まで、幕張メッセで「IFEX(国際フラワーEXPO」が開催されている。今回(第11回)から、わたしたちの組織(JFMA)は、共催から後援に役割が変わった。
 大会の準備に時間を取られないので、朝からゆったりとした気持ちで、『マクドナルドの時代は終わったのか』の「終章 マクドナルドに未来はあるか?」を書いていた。
 これで、はしがき、第一章、終章のリライト作業が終わった。あと残りは、2章から5章である。