【お知らせ】 「鶏めし弁当」の記事が、『読売新聞 朝刊』(12月25日)に掲載される

 ゼミ生の田中美穂から連絡あった。本日の『読売新聞(首都圏版)』で、「鶏めし弁当」(松川弁当店とのコラボ企画)が紹介されているらしい、と。そういえば、先日、読売から取材依頼があった。メールに添付された記事の写真なので、字がよく見えない。

 見出しには、「法大駅弁快進撃」とあった。おっと、一瞬だが、「法大駅伝快進撃」と読めてしまった。これが、箱根駅伝の当日(正月2日)だったらお笑いなのに。”宣伝効果も抜群!”と勝手な思い込みを楽しんだ。

 3段抜きの新聞記事には、「松川弁当班」のメンバー6人の写真と、駅弁開発の趣旨が掲載されている(ように見える)。写真が小さくてしっかりは見えない。こまごま、いろいろと書いてあるらしい。
 それにしても、現在販売されている「鳥めし弁当」は、まだ改良の余地が多々ある。ボリューム、味、副菜、価格、パッケージなど。学生たちからは、たくさんの改善提案が出ているのだが、いったん販売用に決めた製品スペックは、簡単には変更できないとのこと。
 新聞を見て東京駅まで買いに来る人もいるだろう。だから、できるだけ早くに製品のリニューアルを終えてほしいと思っている。林社長と料理長さん、よろしく!

 こんな形で大新聞でPRされると、林社長の責任も重たくなる。ヤオコーさんに迷惑が掛からないようにしないと。
 

2012年12月25日(火)讀賣新聞都民版14版 記事を掲載いたします。

法大駅弁 快進撃~学生と山形の老舗開発

 法政大学経営学部(千代田区)でマーケティングを学ぶ学生たちが、山形県の老舗弁当店と連携し、鶏肉を使ったボリュームたっぷりの新商品「鶏めし弁当」を開発、JR東京駅などで販売を始めた。売り切れになる日もある好評ぶりで、学生たちは「自慢の味をぜひ味わって」と話している。

たっぷり鶏めし東京駅で定番に

 開発に携わったのは、同大・小川孔輔ゼミの2~4年生6人。企業の協力を得て、実践的に商品企画や開発などに取り組む同ゼミは、昨年、東日本大震災の影響で売り上げが落ち込んだ明治32年創業の松川弁当店(本社・山形県米沢市)から協力を依頼され、米沢牛など県産食材を使った「山形プレミアム弁当2011秋」を企画。山形新幹線の車内などで販売し、8週間で約1万個を売り上げるヒット商品になった。
 今回、新たな商品を開発することになり、食べ盛りの学生らしく「ボリューム感を重視したい」と鶏肉をメーン食材に採用。味の変化を楽しめるようにと、「みそ」と「ゆずこしょう」の2種類の味付けをした鶏モモ肉に、口の中をさっぱりさせて箸が進むようにと、ショウガを使った炊き込みご飯をあわせた。
 また、山形らしさを出すため、郷土料理の芋煮をイメージした里芋の煮物を副菜に選んだり、ピンク色の梅コンニャクを添えて彩りを良くしたりと、工夫をこらした。
 さらに、関東地方で約120店舗を展開するスーパー「ヤオコー」とも提携。月1回開かれる駅弁フェアにも販路を広げ、学生たちが実際に店頭に立って販売もした。東京駅では11月23日~25日に用意した計390個が完売。売れ行きが好調なことから、平日は50~80個、週末は100個、定番商品として販売されることになった。
 「味にもボリュームにもこだわった自信作。ぜひ食べてみてほしい」と3年生の板倉奈津美さん(20)。価格は850円。東京駅構内の「駅弁屋 祭」で販売している。