おだやかな休日である。連休の明日から、2日連続でマラソンを走る。10日新春マラソン@川崎(30K)、11日雲仙小浜(ハーフ)。フル(つくば)とハーフ(松山)を中一日で走ったことはあるが、連荘(レンチャン)ははじめて。青梅マラソンの翌日に、谷川真理ハーフを走る感覚だろう。
そういえば、先週は、書店の店頭を観察してみた。自著の売れ行きが気になったからである。皇居一周のついでに、八重洲ブックセンター、東京丸の内の丸善、新宿の紀伊国屋などを見てみた。本屋や図書館には、最近とんと行かなくなってしまっている。乗換え途中や新幹線の待ち時間に、ターミナル駅内の書店に立ち寄ることはあるが、大型書店のビジネス書コーナーに立ち寄るのはずいぶんと久しぶりのことだった。
友人から、大きな本屋さんで、拙著『マーケティング入門』が平積みをしてあると聞いていた。それを確認するために、東京駅近辺の書店を覗いてみた。たしかに数冊、置いてはあったが、平積みというほどのことはない。そこそこ売れていそうな気配ではあった。
ふらりと他のコーナーも歩いてみた。こんな時代だからなのだろう。大手書店では、松下幸之助や坂本龍馬の本(司馬遼太郎)、ドラッカーが売れているように見えた。経営者もビジネスマンも、羅針盤がない時代状況だからだろう。深く迷うときは、マーケティングや経営のテクニックを解説した本よりも、心の安定剤や精神的な支柱がほしいもの。
それにしても、先が見えない時代だと皆が思っているのが、書店のコーナーを見ていてもよくわかる。わたしなども、正しい仕事や向うべき方向性はわかっているつもりなのだが、体が動いてくれない。だから、そんな自分を鼓舞するために、長距離走に挑戦しているのだ。
また、明日から数日間、走りながら考えてみなければならないことが山ほどある。誰も責任がとれない日本の国情や企業経営や、そう、自分の周りも混迷が深いなと。
追伸: なぜか悪い予感である。11日の雲仙小浜ハーフ、
昨年度のハーフマラソン参加者は、106人だった。
わたしのゼッケンナンバーは、ハーフ男子108番。