大田区ロードレース(10K)、48分11秒 → グランスタ・スパークリングショップ観察

 二週連続で臨んだ10Kレースは、どちらも48分台で終わった。本日は、惜しくも47分台を逃している。というのも、昨日の皇居クリスマスフェスティバル(10K)を回避するくらいに、体調不良だったので、最後の3Kは無理をしないで走ったからである。

 結果は、ネットタイムで48分11秒。グロスタイムは、48分18秒。50代男子46位。120~130人が参加していた。二週連続で、48分台に復帰しているが、満足はしていない。もうすこし気合を入れれば、47分台は可能だからだ。
 
 ゴールインするのを見計らって、院生の川村君が、大井埠頭中央公園陸上競技場までやってきた。昨日、体調不良でキャンセルしてしまった「プロジェクト指導」をするためである。まさか競技場でゼミをやるわけにもいかない。
 大井競馬場駅からモノレールに乗って、浜松町駅まで出た。地下の通路でレストランを発見。食事をしなくてもよいと分かったので、打ち合わせのために入り口近くの席を取った。
 レース直後で食欲がない。わたしは、ボーイさんにホットケーキを頼んだ。白玉ぜんざいクリームに、フルーツ(パイナップル、ミカン、ピーチ)が乗ったホットケーキである。メープルシロップをかけて、何年ぶりかで熱々のホットケーキを食した。
 
 川村君との打ち合わせを終えてから、東京駅に寄ってみた。駅弁屋祭は、相変わらずの混乱である。レイアウトを変更したらよいのに、あれでは、来店客が落ち着いて商品を選べない。NRE(日本レストランエンタープライズ)に、院生たちのレポートを送付すべきかどうか?
 東京駅の地下に、スパークリングの専門店ができたと聞いたので、中央通路側からグランスタまで下りて行った。一番外れのところに、コーナーでスパークリングショップが出店していた。世界中から集められたワインや日本酒のスパークリング酒が陳列されていた。
 川村君と、値段やアルコール度数、ボトルのデザインや色彩など、全般的な傾向を見ていた。おつまみが関連販売されているのがおもしろかた。ワインに必須のチーズやサラミ系のおつまみだけでなく、K&Kのおつまみ缶詰が置いてあったのがおもしろかった。
 金がなかった若いころ、サバの缶詰などをよく食べたものだ。当時とはちがって、小さくて平べったいサイズにすると、けっこう洒落っぽく見える。なんとなく、「おつまみ缶詰」のコンセプトならば、売れそうだ。ワインや日本酒にも合いそうだ。

 びっくりしたのは、冷蔵ケースに入った5万円超のシャンパンが何本も展示してある。買う人はいるんだろうな。いつかサントリーの堀(英理子)さんから、国産ワインの限定品(1~10万円)が、一週間で3千本も売れたと聞いたことがある。
 日本が不景気であるなどは嘘である。全国いたるところに、とくに老人家庭にかなりの金持ちが多い。まあ、それはどうでもいいことだ。値ごろ感のあるライスワイン(日本酒由来の低アルコール酒)を作ることが、川村君の使命だ。グランスタのスパークリングコーナーや長谷川酒店(同じく、グランスタにある利き酒・販売コーナー)に置いてある日本酒は、すべて日常の飲用には適さないものだ。
 お土産だから買うのだろうが、価格が高すぎる! おいしくないと言っているわけではない。半分から三分の一以下の値段でないと、日常の飲用には適さないという意味だ。あのレベルのプライシングでは、まったくだめである。

 日本酒プロジェクトのヒントを拾って、東京駅のグランスタを離れた。
 川村君は、来週の木曜日に、栃木の北関酒造に、新酒の味とマーケティング計画の打ち合わせに行く。2月には、大学院生のグループで、栃木の酒蔵を訪問したいと言っていた。味覚テストはもう一度必要だろう。
 先月の味覚テストで、予想通り、日本酒でもロゼが受けることがわかったのだから、あとは、香りと価格がすべてである。発泡酒がよいのか、それともストレートにすべきか。迷うところではあるが、本日、結論が出たような気がする。