【祝】おめでとう! 法政大学駅伝部が、2013年1月、ふたたび箱根の坂を登ることができるようなった

 2011年1月3日のブログで、「法政大学駅伝部は、ふたたび箱根の坂を登っていくことができるか?」というコラムを書いた。法大駅伝部は、予選会で連続して補欠(11位)に甘んじてきた。あれから二年、本日、法政大学駅伝部は復活した。日大に続いて8位で箱根行きの切符を手に入れることができた。

 「箱根駅伝予選会、日体大など9校が出場権獲得」
 (2012年10月20日11時52分  読売新聞)

 第89回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=関東学生陸上競技連盟主催、読売新聞社共催)の予選会が20日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地をスタートして国営昭和記念公園にゴールする20キロのコースで行われ、来年1月2、3日の本大会への出場権を45チームが競った。

 日大のガンドゥ・ベンジャミン(4年)が全体の1位でゴール。本大会出場が決まった9校は次の通り。

 〈1〉日体大〈2〉帝京大〈3〉中央学院大〈4〉大東大〈5〉上武大〈6〉神奈川大〈7〉日大〈8〉法大〈9〉東農大(順番はタイム差などによる)

 【箱根駅伝予選会順位】
 1位日体大(65年連続65回目)10時間4分47秒
 2 帝京大(6年連続14回目)10時間8分5秒
 3 中央学院大(11年連続14回目)10時間9分54秒
 4 大東大(3年ぶり44回目)10時間10分13秒
 5 上武大(5年連続5回目)10時間10分42秒
 6 神奈川大(3年連続44回目)10時間11分27秒
 7 日大(2年ぶり82回目)10時間8分5秒
 8 法大(3年ぶり74回目)10時間10分37秒
 9 東京農大(6年連続68回目)10時間10分41秒

 次点10位 拓大 10時間14分41秒
  11位 専大
  12位 東海大
 ※7~9位は 関東インカレポイントの成績を加味
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 思ったより早くの復活である。この間、法政大学は、駅伝部に特別な推薦枠と奨学金を付与する決定を下した(2011年)。さすがに、いつまでも箱根駅伝でオレンジのユニフォームを見られないことに対して、校友会などからのプレッシャーもあったのだろう。1、2年生の中には、昨年来、特別推薦で入学してきたランナーも混じり始めていた。
 もともと推薦枠などがなくとも、かつては徳本などスターランナーを擁していた伝統のある駅伝部である。他大学なみにスポーツ推薦枠を設定できれば、復活の日はそれほど遠いとは思っていなかった。 
 わたしもそうなのだが、法政大学の関係者は、この間、正月の三が日は、テレビの前で暇を持て余していただろう。ようやく楽しみが復活するのだ。いっそのこと今年は、学生たちと一緒に箱根まで応援に行こうかと思う。

 ところで、予選会の個人成績を見ていて、気がついたのだが。

 1位:ガンドゥ・ベンジャミン(日大) 57分47秒
 2位:ダンカン・モゼ(拓大)
 3位:藤井啓介(中央学院大)

 なんと!個人部門で第一位のベンジャミンとは、昨年夏に、一緒に小諸の山中を走ったことがあるのだ。昨年9月上旬、その直後に、日大は予選会出場で敗北を喫する。ベンジャミンをはじめとして、上位者は圧倒的に強かったが、結果的に日大は箱根への出場を逃した。その日大チームが、高峰高原で練習しているのにすれ違ったのだ。
 たまたま、通称軽井沢につづく「1000M道路」(標高1000Mだから)を、ジョグで走っていたのがベンジャミンたち日大の駅伝部の学生だった。気のせいか、全体的に練習風景が手抜きのように見えた。親近感はわいたが、これで大丈夫かなと思ったものだった。
 案の定、わが法政と一緒に、10月の予選会では、日大も大惨敗を喫した。そして、日大は、今年も7位でぎりぎりだったのはどうしてなのだろうか。

 今年のお正月は、頑張れ!法政。しっかり!日大である。