知床斜里町で得たもの: 本はビタミン剤、転地療法、情報のシャットアウト

 一週間の知床合宿から帰った。東京は30度。まだ暑い。知床で得たものは、好きなように走って本を読むための時間。5冊の本と83KMの走行距離。昨日は、武藤さんとメーメーベーカリーで、焼きたてのピザでブランチ。突然の訪問者(林さん)は、早朝に保養村から羅臼に消えた。



 しごとに追われていると、つい本を読まなくなる。雑誌は細切れの知識しか提供してくれないから、やはり、まとまった理論書やケースを読むことは、心と頭のビタミン剤になる。そして、PC(情報の入力)から離れることも大切だ。 これは、アウトプットをしないということだろう。

 転地療法(東京~知床)は、ふたつの意味で効果があった。情報のシャットアウト(分断、寸断)と、まとまって、栄養をインプットできたこと。間断なく長く走ること+静かに本を読むこと。
 たぶん、電子的に読むことは、心にビタミン剤を投入することにはならない。紙の媒体で静かにページをめくることは、だから、とても大切だと思う。
 外部との情報の寸断は、個人的に必要な行為でもある。これがないと、いつまでも、通常の仕事モードから抜け出せない。つぎの大きな仕事に向かうためには、大きなブレイクが必要だからだ。

 これからの仕事を整理してみた。

1 プロジェクトW: 2012IFEX・ワークスタイルファッション
  予算がタイトな以外は、八木君のおかげで、順調に進んでいる。
  花業界やベーシアグループ?からの支援が得られ始めている。
 
2 プロジェクトC: JCSIの事業化のための普及活動
  今月末に、JALの植木社長と小川先生との対談記事が、日経新聞の全面に登場。
  10月には、東京(5日)、大阪と名古屋(15日、16日)で関連のJCSI普及セミナーを開催。
  サービス関連の書籍を、冬には連動して出版。
 
3 プロジェクトA: 秋田森のテラス
  院生たちと9月に、森のテラスで合宿(14~18日)。
  「秋田 森のテラス」の環境的な社会性を強調しながら、この施設の商業化を目指す。

4 プロジェクトT: ダイヤモンド社の翻訳
  小川浩孝さんとの翻訳しごと。合宿中に、第7章まで読破。
  イントロダクションと序章の原稿への手入れを、月末までには完了できれば。

5 プロジェクトF: 学生フィールドワーク
  4班のプロジェクトが進行中
  F1: 松川弁当班(食材の調達で新製品開発が中断中)
  F2: ヤオコー花班(25日に、バラフェア幟の試作品を現場でチェック)
  F3: カインズカー用品班(現状確認できず)
  F4: デジタルサイネージ班(実験店舗2店が決定、9月から)