昨夜泊まった敦賀駅前の「マンテンホテル」は、夜中にラーメンが無料で食べられる。不思議な宿だった。スーパーホテルやリッチモンドホテルは、朝食で完全に負けてしまいそう。
早朝5時半から9時半までわずか800円で、いかさし、甘エビ、鯖ずしの海鮮が食べられる。さらには、パスタ、サラダ、温泉卵、肉じゃがなど、なんでも食べられる。すこぶる豪華な食事だった。
「マンテン(満点?笑)ホテル」のチェーン店は、金沢、富山、高岡、敦賀しかない。どうやら北陸ローカルのホテルのようだが、サービスはかなりよろしい。フロントのホスピタリティーも迷わずに満点!
朝ごはん、大浴場つきで、6900円。女性客が多い。内容がよくて繁盛している証拠だ。女性客は、食事とアメニティにはきびしい。
ところで、「ちょこっとトレイル木の芽峠」(28KM)は、先ほど無事にゴールインできた。タイムは、4時間24分12秒。ただし、ロスタイムが40分ある。実際は3時間44分だ。予想タイムは、4時間30分だったから、目標は達成できたことになる。
北陸線の南今庄駅から出て、旧北陸線が走っていた、廃線跡の国道をゆるやかに昇って降りる。14、5KM地点までは、9つのトンネルを抜ける。
もちろん車道だから、車は横からわたしたち71人のトレイルランナー達を追い抜いていく。1番目のトンネルは、全長が1500M。いちばん長い。二番目は、左に曲がっている。3番目のトンネルを抜けると、右側に日本海が開けて見える。
その風景に感動して、ロスタイムを気にせず、携帯で画像を録る。5番目のトンネルは、真っ暗だった。御茶ノ水のビクトリアで買った懐中電灯が役に立つ。お値段は1480円。200M先まで照らせた。
北陸トンネルを7つ抜けたところで、走路を外したらしい。あとふたつトンネルが来るはずが、そのまま終点になってしまった。おかしいが、地元の人に聞いて、すぐにリカバリーができた。
新保の村では、昨年も参加た人に、エイドの水とレモンで助けられた。16KM地点で体がカラカラ。そこからの2、5KMの登りがキツかった。なんども足が吊りそうになる。最近ではめずらしい。木の芽峠の茶屋では、前川さんがシャワーとアイスを振る舞ってくれた。イチゴアイス、ごちそうさまでした。
しかし、である。二つ屋に向かって、北陸道を下りはじめたところで、道に迷ってしまった。気がついたときには既に遅く、スキー場のゲレンデまで降りてしまっている。お風呂やさんに頼んで、タクシーを読んでもらった。途中まで、ゲレンデを昇ってもらう。ロスタイム40分。
下りを降りた時間が10分で、説明に5分。タクシーの待ち時間が15分。合流までに10分を費やした。1600円を支払い、旧街道に復帰する。あとは、ひたすら下り坂。ゴールタイムは、4時間24分12秒。二回も迷わなければ、3時間30分台の記録である。残念。
まあ、取り合えずの完走だ。40分もロスした割には、余裕のタイムでのゴールである。
トレイルランは、わたしには向いていないようだ。道に迷って、いつかは遭難してしまいそうだ。これから、彦根在住の坂嵜(潮)さんと一杯やることになっている。坂崎さんの奥様(真由美さん)が彦根の駅まで、わたしを迎えに着てくださることに。
もう、湖西線の新快速の中で、スーパードライの500ML缶を空けてしまった。